皆さん、おはようございます。
「この曲、いい曲だね」
「ああ、これはいい曲だ!」
「とてもいい曲です」
…口々に「いい曲」とは言うけれど、その定義は人それぞれ。
今日は「いい曲」の定義について、考えてみたいと思います。
「いい曲」って、なんだろう?
いい曲を定義すると思われる要因を考えてみたいと思います。
- 雰囲気に合う
- 感情に訴えかける
- 有名な曲
- 流行りの曲
- 好きな楽器を使っている
- 好きなジャンルの楽曲である
- 好きなアーティストが歌っている/演奏している
- 音質がハイファイで解像度が高い
いろいろと挙げることができます。
しかし、上記に挙げたものは、大多数が人の好みに依存する、流行などの時代背景に依存する相対的なものだと思われます。特にラストの音質が~については正直マニアックな領域です。
では、当たり障りのない、大多数が求める「いい曲」って一体何か…と考えると、やはり「雰囲気に合う」「感情に訴えかける」と言った、楽曲の存在意義に忠実であるという要因ではないかと思います。
- 風景を見せる番組であれば、喧騒を忘れるようなゆったりとした音楽。
- 田舎の景色だったら、アコースティックギターで空気感と郷愁を奏でる。
- ラブシーンだったら起伏に富んだストリングスサウンドで感情を描きます。
- ファンタジーの世界なら、トランペットが大活躍の曲が欲しい。
- SFの世界なら、派手なシンセや電子ドラムの出番。
- オリエンタルな雰囲気なら、クロテイル(手のひらサイズのシンバルのような楽器)、シタール(ギターのようなインドの弦楽器)の音色を活かした曲で…
見ている映像の中に吸い込まれるような、登場人物の気持ちに重ね合わせるような、そういう「場面に適した曲」
それを「いい曲」と言うんじゃないのかな、と思います。
「いい曲」は往々にして相対的だけど、楽曲制作業は相対的な判断にブレない、絶対的な「いい曲」を作るのが求められ、それが仕事であると考えます。
そして、NRTサウンドの楽曲を求める人に、「いい曲」を制作して、提供していければと思います。