プロに任せるのが結局お得

皆さん、おはようございます。

とある番組で「業績好調の鍵は何ですか?」と尋ねたところ、店舗名の決定から経営まで何から何までプロの方に丸投げしたとの答えがありました。
いや、経営の根幹にかかわるところをプロに投げるってどうなの…って思うかもしれません。

結論から言うと、プロに丸投げは正しい選択です。

例えば、家を建てたいと思った時、どうしますか?
まず、工務店などに相談して、設計図の描き起こしから始まって、建屋の建設、外装や内装の整備と言った流れになるかと思いますが、これらのプロセスに対して「じゃあ自分でやります」と思うでしょうか。
必然的に、プロに丸投げしているのです。
最たる理由としては、家を建てるなんて到底素人では無理、ということにあるでしょう。
では、手元にあるリソースでもできる物事についてはどうでしょうか。

NRTサウンドのブログなので、楽曲制作を例に挙げてみましょう。
動画用の楽曲が欲しいというのであれば、素材となる楽曲を探す必要がありますが、ワード検索と違い、音楽は文字で検索することが難しいですし、ワード検索で候補が絞られたとしても、楽曲の内容の確認には時間がかかります。1分の楽曲の内容を確認するにしても、1分かかります。
時間をかけて楽曲を探すか、ある程度近い候補を見つけ、妥協するしかありません。果たしてそれを、他の作業の片手間で実施できるのでしょうか。別の作業を進めるということは、その間本線の作業は進まないこととイコールです。
それを考えると、外部の制作者にこういう感じの動画を作るということでコンセプトを伝え、別の作業を進めている間に動画に適した楽曲が納品されることは、費用以上に楽なことではないでしょうか。

物を組み立てるにも、最初から組み立てるだけの状態でパーツが納品されていれば、組み立てるのも簡単です。
プロに丸投げするということは、あなたが組み立てるべき作業を実施するにおいて、組み立てに必要な部品を、プロが下ごしらえしてくれて、あとは組み立てるだけまで進めてくれるということです。それは、組み立てる作業を投げる際に支払った額面以上の恩恵をもたらすでしょう。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
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ニュースに合うBGMの吟味

皆さん、おはようございます。

連日報じられる様々なニュース。
その日にあった出来事やスポーツ速報、特集など様々ですが…中には目をそむけたくなる由々しい事件もある物です。
スポーツであれば、アップテンポなBGM、特集であれば季節感やイベント内容に合ったBGMが合いそうですね。
では、由々しいニュースに合うBGMは何でしょうか…?
それは…

無音

です。
BGMを用いない、と言う選択肢です。
例えば、凶悪事件が起こった際に、サスペンスドラマのような身の毛のよだつようなBGMをかけたらどうなるでしょうか…当たり前ですが不穏な空気になり、人によっては不快感や嫌悪感を覚えるでしょう。
そもそも、ニュースはその日に起こった出来事を伝えるのが目的であり、無用に不穏を煽ったりする必要はありません。ただ、ニュース番組も視聴率が気になる他の番組と同じ、どうしても番組としての面白さを追求しようと演出面に力を注いでしまうきらいは否めません。それに、凶悪事件などで使用したBGMをある時別の局面で耳にすれば、不快な記憶がフラッシュバックされるトリガーともなるでしょう。
ニュースはあくまでもニュースであり、何が起こったのかを的確に報じることが目的であるべきだと思います。そこにニュースを越えた手入れは必要ありません。特に直近では、ニュース番組に余計な脚色がされるがために視聴者から苦情が来るという事態もありますし。

楽曲を制作するだけが、サウンドクリエイター・サウンドデザイナーの仕事ではありません。場合によっては、BGMを使用しない勇気も必要となります。
音楽は人の感情に良い作用を与える反面、使い方を誤れば負の側面をもたらします。負の側面をもたらさないように注意をすることも、サウンド制作に携わる者の責務であると考えます。


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プロに任せよう

名刺

皆さん、おはようございます。

名刺

本日のテーマは、掲題の通りです。
NRTサウンドが請け負っている楽曲制作もそうですが、物事には必ず、プロがいます。
大衆食堂もチェーン店も、果ては高級料亭も、調理接客のプロです。
写真屋は写真撮影のプロですし、イラストレーターはイラストを用いた成果物作成のプロです。
楽曲制作とありましたら、ぜひプロであるNRTサウンドにお任せください。
おしまい。

…終わっちゃダメだ。

プロに頼むって、何だ?

プロに頼むことの最たる例は、「きっちりとした仕事をすること」にあるでしょう。
ここで大切なのは「頑張れば自分たちでもできることをプロに投げる」ということです。
ではなぜ、プロに投げるのでしょうか。
その理由は、「プロじゃない人が頑張って作っても欠けてしまう要素をプロは欠かすことがないから」と言えるでしょう。
例えば、生活していると、ポストにチラシが入ることがあります。様々なチラシがありますが、中には残念な仕上がりのものが…例を挙げれば、PCのホームページの画像をそのままプリントアウトした、解像度が粗くjpeg品質で著しく画質が損失している軽くモザイクが入ったかのようなチラシ…ご覧になった方もいるのではないでしょうか。
プロのDTPオペレーターであれば、まずそんなことはしません。そのようなことをしてあまつさえ作業料金をせしめようものなら廃業ものです。
このように、「頑張れば自分たちで成果物の作成ができる」としても、その出来上がりを客観的に判断し、担保することができません。プロであれば、成果物を作ることは言うまでもなく、その出来上がりが主観でも客観でも問題ないレベルであることを自信をもって保障することができます。
ポスティング用のチラシの作成は、情報を届けることを目的としています。ただチラシを作り、ポスティングしたとしても、ぱっと見が興ざめして即ゴミ箱行きでは意味がありません。もちろん興味のあるなしに依存こそしますが、興味がある物、興味が無いとは言えないものであれば、チラシ自体の品質がその後の情報を届けるという目的の成否に関わってくることは、想像するに難しくありません。

プロに頼むということは、果たしたい目的を達成する期待値を高めます。目的を果たすことができれば、そのために投資した額面を十分にペイすることができるでしょう。
自営業正社員問わず、仕事に携わっている人は、何かしらの領域においてプロであるという自覚を持っていることでしょう。そして、その領域に関する仕事を請けていることでしょう。
ただ、そのエリアを外れた瞬間に素人になることには変わりありません。
エリアを外れた要因はプロに任せ、そこにかけるはずだったコスト(金額・時間・労力)を領域内の仕事に充てることで、もっといい仕事ができると信じています。


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トラック?バス?AUX?ステム?

皆さん、おはようございます。

写真は実家帰省時のものです。

楽曲のミックスを行う際に出てくる、これらの単語…
知ってるようで、実は詳しくわかってない、と言うことも多いのでは…?

簡単にまとめてみた

トラック
これはミキシングにおける最小単位ですね。競技場のトラック(Track)と同義であり、走るレーンが線引きされているように、それぞれの楽器が入力信号が線引きされた導線を通ります。チャンネルと同義です。
例えば、ピアノに合わせて4人で合唱する楽曲を録るために、4人の前にひとり1本ずつマイクを立て、ピアノ全体を録るマイクを2本立てたとすると、トラックは合計6本になります。

バス
ミキサー内部にある信号線のことです。
トラック内部の信号を、バスセンド(Bus send)によりどれだけの音量で送るかを決めることで、そのトラック内部の信号を設定したバスに流すことができます。バスセンドは各チャンネル(トラック)に備わっていて、複数のトラックの信号を1本のバスに流すことも、1本のトラックから複数のバスに流すこともできます。
バスに流した信号は、バス用のトラックもしくはバスをインプットに設定したAUXに流され、そこにリバーブなどのプラグインを噛ませてからマスターアウトに合流させることで、各トラックの信号と、バスに流してリバーブなどのプラグインをかけた信号を合わせたものをアウトプットで鳴らすことができるというわけですね。
ちなみに、BusとはOmnibusの略で、乗合自動車を指すバスと同義です。

AUX
オックスとかオグジュアリとか呼ばれます。
トラックの音声はそのままの設定ではマスターアウト(Output)に合流しますが、例えば先ほど例を挙げたピアノ+合唱4人の音声をミックスする場合、ピアノに立てたマイク2本をAUX1、合唱に立てたマイク4本をAUX2に流すことで、トラック間で調整した音量のバランスを崩さずに、ピアノが大きいのであればAUX1を下げたりAUX2を上げたり、各AUXにリバーブ用のバスセンドを設定すれば、各トラックにバスセンドを設定する必要がなく、グループでまとめた音をリバーブに送ることができるので、ミックス作業を管理しやすいという利点があります。

ステム
ステムとは「幹」を意味します。その名の通り、各トラックという枝葉から、木の幹に向かって音が流れ込むイメージですね。
そのイメージ通り、各トラックの音声をグループごとに1つのAUXにまとめたものを指します。

…ん、つまり、AUX=ステムということ?
端的に言えばその通りですが、AUXは機能を指す名称、ステムはAUXを利用してまとめた音声グループを指す名称、といった違いでしょうか。

今回、ミキシングについての記事を書いたのは、AUXとステムはどう違うのか、というのを考えたかったからですね。であれば、ついでにトラックとかバスとかも説明してしまおう、と言うことでした。

この仕事を始めてから10年以上、仕事を始める前からでは20年近くになりますが、ミキシングというものはいつも難しいものだと感じるものです。


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楽曲制作の値段の内訳って?

皆さん、おはようございます。

今回は、掲題の通り、楽曲制作の額面の内訳について迫ります。

楽曲制作料金の内訳とは

大きく分けて以下の通りです。

・作業時間に対する対価
・事務作業に対する対価
・機材管理に対する対価
・外部制作に対する対価

この中で、案外気にされにくいのは「事務作業」と「機材管理」かと思います。
例えば、作曲をして、編曲をして、作業機で形にして、仕上げて…楽曲制作の作業自体はこれで終わりですが、成果物を納品しなければなりません。その納品作業~請求書の発行に当たるのが事務作業ですし、楽曲制作以前に楽曲制作の依頼を受領するといった前段階も事務作業に当たります。案外、書面を用意する作業、制作のコンセプトをヒアリングする作業、メールでコンタクトを行うことには時間がかかるものです。
もちろん、作業時間に対する対価に事務作業の料金を含んで考えるケースもあると思いますが、そうなると「作品制作の時間がかかる場合に、作品制作の時間に依存しにくい事務作業の額面が増える」といった事態が起こることになります。

そして、意外と忘れられやすいのが「機材管理」です。
ボーカルを録音すれば、ハードディスクに録音データを保存する、プロジェクトファイルをバックアップすることもさることながら、現在使用している機材の修理および将来的な買い替えを見越した新機材への積み立てなどにも用いられます。
もちろん、機材管理の分を作業時間に対する対価に含めて考えるケースもありますが、事務作業と以下同文です。

ここまで書いていると、おそらく「まるで企業のようなことやってますね」と思う方もいらっしゃるでしょうけど…そもそも「個人事業者」なので当たり前ですね。個人商店レベルでも単に売り物を安く仕入れてその値段より高く売った差額の粗利益だけで事業を営んでいるところはありません。
楽曲制作の値段を決める際にこのようなことを意識している…あえてそれを記事にするのは、何かと「どうして楽曲制作にこんな高い値段がつくの」と言われる、楽曲制作の値段について理解を求めると同時に、一部同業者による採算度返しのダンピング(相場の暴落)を防ぐ狙いがあります。


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牛丼が500円以内で食べられる理由

皆さん、おはようございます。

牛丼…

牛肉を甘辛く煮たものを、ご飯の上にのせて、お好みで玉子をかけて食べる庶民のメニューですが、よくよく考えると、牛肉を甘辛く煮たものって、結構贅沢なものじゃありませんか?
それがなぜ、庶民のメニューという、安いイメージを纏ったものになったのでしょうか。

500円で牛丼が作れますか

本題に参りましょう。
飲食店で出す牛丼が500円以内で食べられるのは…当然ですが飲食店からすれば諸経費込みで500円以内で済ませられるからです。500円を越えたり、500円に肉薄していては、店が損してしまいます。
しかし、各家庭で500円以内で牛丼を作ることは可能でしょうか。
結論からすれば、材料費で肉薄するかと思います。
材料費だけであれば500円以内で抑えられるかと思いますが、そこに様々なコストを入れたら、500円払って牛丼を食べに行った方が安上がりと思うのではないでしょうか。
牛丼を作るためのコスト…それは以下のものが挙げられます。
・材料費
・牛丼を作るための労力
・牛丼を作るための道具
・材料を格納するだけのスペース
特に、家で牛丼を作るとなると、材料費もさることながら、後者3つの占めるコストの割合が大きいかと思います。

なぜ500円で牛丼が食べられるのか

では、なぜ飲食店では牛丼を500円以内で作ることができるのでしょうか。
考えられるのは以下の通りです。
・大量に仕入れ、材料費を抑える
・牛丼を調理するための機材設備が揃う
・牛丼を調理するコストを極力抑える
では、各家庭に飲食店と同じ要因を導入すれば、牛丼を安く食べることができるのでしょうか?

答えはもちろん、NOです。
牛丼を食べたいからこういった設備を導入すること自体が割に合いません。
なので、牛丼はプロに任せて、おいしくてお得な牛丼を味わいましょう。

今回、牛丼という音楽に全く関係のない話をしたかのように思えますが、楽曲制作も例に漏れず同じだからです。
今やコンピュータ上で楽曲制作は完結できるとはいえ、各個人が楽曲を必要とするときに、必要な楽曲を低コストで作ることが果たして可能でしょうか?
楽曲知識ゼロの状態で作ろうと試みてもいたずらに時間だけが過ぎていきますし、イメージに似たような楽曲を探すとしても、果たしてその音源にどうやってアプローチすればいいのでしょうか。
そうなると、楽曲制作に長けている人に、こういう感じで制作をお願いしますと言ってしまった方が、ずっと安上がりではないでしょうか。

餅は餅屋、音は音屋に。


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