ゲーム音楽と劇伴の違い

皆さん、おはようございます。

五線譜とキーボード

BGMを使うシーンとしてポピュラーな、ゲームとドラマ。

ゲーム音楽といえば、ファミコンが登場してからのピコピコ音(チップチューン)から始まりましたが、今やソフトウェアの容量が大きく、CD程度の音質で録音された楽曲を使うことも簡単にでき、フルオーケストラの録音を贅沢に使用するということも珍しくありません。

劇伴といえば、ドラマやアニメなどのBGMのことを指します。こちらは昔から録音されたものを使用しています。でも最近は、コンピュータ上で完結された楽曲を使うことも珍しくなくなり、ゲーム音楽の歩みとは逆方向に進んでいるような印象も覚えます。

ところで…

劇伴とゲーム音楽の違いとは

例えば、ファンタジー系のゲームの戦闘シーンや、ファンタジー系のアニメの戦闘シーンであれば、どちらも共通したジャンルの選曲になるはずです。

ということは、場面に適しているジャンルであれば、劇伴にゲーム音楽を使ったり、逆にゲームに劇伴を使ったりしても何ら問題ないのでは?

…と思いたいところですが、ゲーム音楽と劇伴は全くの別物です。

それは、楽曲がどんな使われ方をするかに依存するからです。

ゲーム用に制作した楽曲をドラマで使用すれば、それは劇伴になりますが、結局の所「ドラマで使用されたゲーム音楽」の印象までは拭えません。

逆に、劇伴をゲームの場面に転用した場合、違和感を覚えたり、落ち着かずゲームに集中できなかったりと言った不具合が出てきます。

なぜこのような不適合が発生してしまうのでしょうか…それは

劇伴は映像に当てはめ、ゲーム音楽は場面に当てはめる

劇伴は映像ありきで制作されることが多く、「このシーンに合わせて展開してね」という指定が可能です。ラブシーンで熱く抱擁を交わすシーンで曲調が一気に展開する…画像と相成ってすごくドラマチックな印象を覚えます。

しかし、ゲーム音楽はそうは行きません。

なぜなら、メッセージ送りのタイミングや速度は人それぞれで、オートモードで進行速度を制限するなど操作介入を無効にしない限り、とてもではないですが楽曲の展開とゲームのシーンの展開を一致させることはできません

また、ゲーム音楽は劇伴とは違って比較的展開が平坦な傾向があります。起伏が激しいと、効果音やボイスを消してしまったり、いきなり大盛り上がりになるとプレイヤーが驚いてしまうなどの不具合が想定できるからです。

なので、同じ「ファンタジー作品における戦闘シーン」で用いる楽曲でも、ゲーム音楽はゲーム用途に、劇伴は劇伴用途にあわせて作られています。

あとは、劇伴は基本その楽曲を全部聞かせることが多く、ゲーム音楽はある程度でループさせ、場面転換でスパッと変わってしまうケースが基本です。

 

というわけで、ゲーム音楽と劇伴の違いについて考えてみました。

ゲーム音楽や劇伴には、作品の世界観に引き込む訴求力が求められます。

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