皆さん、おはようございます。
ゲームや映像などで使用される音声…そこには、多くの種類が存在します。
音声の種類について
BGM
もはや何気なく使っている言葉ですが、Back Ground Musicの略です。
ゲーム中に流れる楽曲、ドラマのワンシーンで流れる楽曲など、演出を目的として劇中で流す楽曲のことを指します。
BGMがあると無いとで、同じ場面でも受け手側の受け取り方が異なることはよくあります。逆に、「演出を目的としてBGMを使わない」場合もあります。特にゲーム音楽ではそれが顕著です。
SE
Sound Effectの略です。つまり「効果音」です。
漫画で言えば、「ドーン」「ぴょーん」「パチパチパチパチ…」などのオノマトペ(擬音)に当たります。
似たような言葉にSFXもあります。これはSpecial Effectsの略(Effectsを略すと発音の関係でFXとなるようです)で、特殊効果のことです。映像、音楽などに使われますが、音楽に関する場合、SFの効果音など、リアリティのある効果音ではない音声のことを指します。
ME
Music Effectの略です。
SEとの違いは、音楽的であるか否か…と言ってもピンときませんが、擬音で表し、かつ音階が無いものはSE、音階で表現できる効果音はMEとなります。
ゲームの決定音など、聴いて音階がわかるものはMEに当たりますが、SEに含まれるものとしての立場にあり、MEもひっくるめてSEと言われることは多いです。
ジングル
効果音的な使い方をする楽曲のことで、楽曲とは言っても、数秒~20秒程度の尺しかありません。例を上げたほうが早そうですね。
「結果発表ー!!」
このあとにドラムロールなど何かしらの音楽的な演出があると思います。それがジングルです。競馬のファンファーレもジングルに当たりますね。
楽曲と言えば楽曲、効果音と言えば効果音と、中間の立ち位置にあるので判断が難しいと思いますが、BGMを鳴らしている上に再生する音声が効果音やジングルに当たり、効果音よりも音楽的で尺が長いものがジングルと考えるとわかりやすいと思います。
サウンドスケープ
環境音のことです。
アンビエント
環境音のことです。
…あれ、どちらも同じ環境音じゃないですか。
サウンドスケープは、木々の葉擦れの音、波の音など、情景を表現するための直喩的な音声のことを指し、アンビエントは環境や雰囲気を作るための比喩的な音楽的音声を指すと解釈しています。
・録音した風の音を流す:サウンドスケープ
・風の音をフルートで表現する:アンビエント
この辺りは人によって解釈にばらつきがあるので難しいところではありますが。
動画やゲームなど、マルチメディアコンテンツを制作する上で、音声は欠かせません。
NRTサウンドは、楽曲制作者として、マルチメディアコンテンツに携わる存在として、楽曲制作のみならず、楽曲の選曲、方向性の提案など、マルチメディアコンテンツの制作をより良くすべく、全力で協力してまいります。