掃除しました(2022年3月)

皆さん、おはようございます。

季節が春めいてきて…と思った矢先に雪が降るなどの寒の戻りとなるなど、温度調整が難しい日々が続きます。

春の陽気になったせいか、残念ながらタバコのポイ捨てが目立っています。
歩行喫煙自体が条例で禁止とされている自治体は少なくないですが、それでも行政の取り決めでは隅々まで行き届くことがありません。結局のところ、喫煙者のマナーに依存する状況は、しばらくは続きそうです。

そんな中、自治体の方が掃除している光景に出会いました。
日曜日であるにもかかわらず、交通量の多い道路の歩道と車道側にまで出て、ひとつひとつゴミを拾っていました。
もちろん、この清掃業務には、税金が投入されています。
ゴミをポイ捨てしないということは、清掃業務の頻度を減らすことにつながり、税金の歳出の軽減につながります。

インポーターのその後

前回「インポーター(輸入する者)」について語りましたが、ある日を境に、敷地内にごみのポイ捨てが目立っていたロードサイドの店から、ポイ捨てが消えました。
これまでは、駐車場内や敷地内の植え込みなどに、吸殻から紙屑といったものが捨てられ、日が経っても掃除される様子がなかったのですが、それらが一掃され、敷地内にはポイ捨て禁止のポップも掲示され、敷地内でのポイ捨てに対する店側の意識の強まりを覚えました。

今の住居を決める際に、いろいろな物件を内見してきましたが、共用部にタバコの吸い殻がポイ捨てされていたり、苦情対策の張り紙がされている物件は真っ先に候補から外れました。身近な環境に「ルールが守られていないサイン」があると、生活環境に悪影響が及ぶ危険性が高いと思ったためです。
それと同様に、ルールが守られていないサインは、人を遠ざけ、悪い状態を助長する要因となります。ルールが守られていないサインを消すこと…すなわち定期的な清掃活動をすることで、悪い状態を許さない、いい状態を保つことにつながります。

ゴミを捨てないことがベストであることに変わりはありません。
ですが、それは他力本願となり、祈りだけでは改善されません。
掃除をすること、掃除がされている状態を見せること…これが好循環を生み、ポイ捨てを許さない街づくりへとつながっていくのではないでしょうか。

せっかく住んでいるこの街ですから、心地いい状態でありたいですね。


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掃除しました(2月)

皆さん、おはようございます。

冬の日の終わりを予感させる日。
動いた時に実感する、汗ばむような体感。

先週は雪や雨が降ることが多かった反面、今週は晴天が多く、そのせいかやっぱり多いのは、タバコの吸い殻。
食べ物のゴミを拾うことはありますが、その件数よりも圧倒的に多い、タバコの吸い殻。
なぜ、ゴミをポイ捨てすることはダメなのに、タバコの吸い殻となるとそれを考えないケースばかりなのでしょうか。
そこが意識されれば、ゴミ拾いの労力も、ずっと少なくなるでしょう。

店は地域社会のインポーター

Inporter その意味は「輸入者・輸入業者」

以前、11月分の掃除報告で、「常にゴミが散らかっている地域は治安が悪い印象を受ける」と書いたことがあります。ゴミが散らかる原因は、大きく分けて2種類です。
1.地域住人がごみを散らかす
2.地域にくる人がごみを持ち込む
今回は、2.についてお話します。

清掃活動をしていると、ゴミが特に多い場所が決まっています。
それは、幹線道路沿いでも、交差点でもなく…コンビニなどのロードサイドの店舗です。

地域の清掃活動をすることで、その地域の治安を守ることは可能です。
では、その地域住人が揃ってごみを捨てなくなれば、果たしてその地域ではポイ捨ては起こらないのでしょうか。

結論から言えば、その答えは「NO」です。
なぜなら、外からくる人が、ゴミを捨てる可能性があるからです。
そして、外からくる人がごみを捨てる…その場所のひとつが、ロードサイド店舗です。

ロードサイド店舗がごみのポイ捨てを助長するというわけではありません。
しかしながら、ロードサイド店舗の駐車場には、タバコの吸い殻やゴミが落ちているケースが多く、ひどいケースに至っては、明らかに灰皿からぶちまけたような捨てられ方をしていることもあります。
この状況を放置していれば、必然的に「その地域にごみが散乱している状況」に直結します。
もしゴミが散らかっていることと治安の悪さに相関性がある場合、地域住人の努力にもかかわらず、「外からごみのポイ捨てが持ち込まれ、徐々に地域の治安が悪化していく事態にもつながりかねません。
それを考えると、治安の悪さを輸入する「インポーター」となりうる、ロードサイドの店舗には、地域社会の治安をも左右しかねない責任があるように思えます。逆を言えば、そういった店舗が店やその周辺の清掃に努めることで、この地域は治安の悪さを輸入しないという意思の表明となり、その地域の治安は安定するでしょう。

ごみを捨ててはいけません

こんな簡単なことを、なぜ大人ができないのでしょうか。


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掃除しました(2022年1月)

皆さん、おはようございます。

今年が始まってもうすぐ1か月経とうとしています。
年末の大掃除と言えば、「年始に大掃除をすると(箒で掃き出すから)福が逃げる」とは言いますが、おそらくこれは「年始期間ぐらいは掃除をしないでゆっくりしよう」という昔からのメッセージなのかもしれません。
ですが、街中は誰も大掃除をしてくれません。

今年最初の掃除は、少し大きめの袋を持って…

相変わらず、マジョリティはタバコの吸い殻です。まるでタバコの吸い殻はポイ捨てしていいとの社会のルールがあるんじゃないかと伺えるほどです。あからさまに灰皿のように溜めていたものをそのまま側溝にひっくり返したような光景も見られました。
吸い殻以外に厄介なのは、ビニールゴミ。
特に、コーヒーショップなどの飲料の容器は、数こそ少ないものの、容積を圧迫するので、すぐにごみ袋をいっぱいにしてしまいます。
また、この時期、道端に捨てられている不織布マスクも懸念材料です。
早いペースでゴミ袋のキャパシティを消費していきますが、ここでこの数字をご覧ください。

57

この数字は、「今回の掃除において、路上喫煙禁止区域で拾った吸い殻の本数」です。
つまり、行政が路上喫煙禁止区域を定め、違反には過料(行政罰)が課せられるとは書いてあっても、それが守られていないケースが多いものです。路上喫煙禁止と書かれた路上表示の上を、歩行喫煙しながら通過していく光景も、決して珍しくはありません。

喫煙マナーと言えば、直近で衝撃的な事件がありました。
電車内で喫煙していた大人を高校生が注意するも逆上され、電車内で土下座を強要されて殴る蹴るの暴行、更に電車をおろされてホーム上で殴る蹴るの暴行を続け重傷を負わされた事件、これは社会に大きな怒りをもたらしました。
ですが同時に、高校生がとった行動が軽率であったとの被害者の責を指摘する意見も散見されました。
外野が後出しじゃんけんでジャッジすることはいくらでもできます。
もし「手を出さずに然るべき組織に通報して対処してもらう」のが正解であるなら、まずはそのシステムを構築するべきでしょう。電車内には監視カメラや非常通報ボタンこそありますが、即時応答性を求められるこのような事件に対しては、お世辞にも十分なインフラが整備されているとは言えません。
それと同時に、路上喫煙に対して、過料をちらつかせても効果は薄いと思います。なぜなら、過料は行政罰、警察が介入できない以上、行政に携わる人が監視するか、各人の良識に期待するかしかありません。前者については、行政が自治体の住人を監視することに嫌悪感を覚える人も少なくはないでしょう。
そのため、喫煙に対する害を防ぐためには、ルールの周知と喫煙所の整備による分煙の可視化、悪質なケースについては警察と連携するといった、行政のシステムの構築が必要かと思います。

喫煙は周りの迷惑にならない場所で、喫煙に伴うゴミは捨てない

これを守るだけで、マナー違反に対する厳罰を科する必要もありませんし、喫煙そのものに対する嫌悪感は大きく改善されるとは思います。

掃除しました(11月)

皆さん、おはようございます。

朝晩が冷えてきました。
風が身に染みます。

週末にゴミ拾いをすることには、理由があります。
ひとつは、前回の通り、増えた袋を消化するため・健康維持の散歩を兼ねるため…
そしてもうひとつは、地域の治安を維持するため。

治安を維持するというと大げさかもしれませんが、常にゴミが散らかっている地域は、軒並み治安が悪い印象を受けます。治安が悪くなった地域からは人が去り、治安の悪化を止められず助長されるようになる…そんな悪循環を生みかねません。
逆を言えば、高々ゴミ拾いひとつで、治安を維持することは可能です。治安が悪い印象を与えないこと、何かがあっても対応する、目を光らせている環境があることを印象付けられるからです。
それでも、治安維持よりも大きな目的は、住んでいる環境をきれいにすることの清々しさです。

今回の清掃作業でも、ビニール袋がいっぱいになるほどのごみを拾いました。
その中でもとりわけ目立つのは、やはりタバコの吸い殻です。あろうことか、もみ消さずに捨てられたものが目立ちました。
この時期、空気が乾燥し始めます。もみ消されずに捨てられたタバコというのは、始末されていない火種を投棄したこととイコールです。もしこれが身近な燃えやすいものの在処まで転がっていったらどうなるでしょうか…
それは安易に想像できることだと思います。
昨年度、足利市内で発生したタバコのポイ捨てによる山火事が全国区で報じられたのは記憶に新しく、焚き火の不始末が山火事につながった事例もありました。タバコのポイ捨ては、規模こそ小さいものの最も身近にある火種と言えるでしょう。
タバコに関しては近年、健康増進法施行により目に見えて追いやられている印象がありますが、そもそも副流煙をほかの人に浴びせない、ほかの人に浴びせるような吸い方をしない、吸殻をポイ捨てないことは至極当たり前のことであり、守られなければ様々な方法で喫煙者が追いやられていく動きにつながるのも無理ありません。このままでは、そう遠くない未来に、タバコそのものが失われることも考えられます。

もちろん、タバコに限らず、ポイ捨てをしないことは大切です。
ボランティアなり業務なりで掃除をする人は、決してポイ捨てする人の後始末を担っているのではありません。
ポイ捨てをしなければ、掃除をする人の労力も減ります。そしてそれは、一人一人が少し心がけるだけで達成することが可能です。

その指標を、大人が率先して示していきましょう。

掃除しました(10月)

皆さん、おはようございます。

きっかけは、一人暮らしを再開した時。

松屋の弁当袋やスーパーで水気のあるものを入れる際に使用したビニールが余り、その量は生ごみを入れて縛る用途だけでは使い切れなくなって徐々に増えてきた時のこと。

散歩しているとき…道端に落ちているタバコの吸い殻にティッシュくず…
人通りが多い場所なのに、誰も掃除しない…だから余計にごみは捨てられ、治安が悪化する悪循環になる…

…!

そうだ。
ゴミ拾いをすれば、街がきれいになるし、余っている袋も消費できるし、散歩の距離も稼げるのでは。

こうして、環境美化と散歩を兼ねて、街のごみ掃除が始まりました。
ごみ掃除とは言っても、大々的なものではなく、散歩しながら単に道路に落ちているゴミを拾うだけの簡単な習慣です。

ごみ掃除をしていて気づくのですが…
圧倒的に多いゴミは、ご想像の通りタバコの吸い殻です。
ひどいケースにおいては、もみ消しもせずに捨てられていることもあります。これからの乾燥する季節において、不審火の原因ともなりかねません。
そのほか、コンビニで買った食べ物の包み、そして意外にも使い捨てマスクがごみとして捨てられていることが多いです。

街がきれいなのは、誰かが掃除をするからです。風や雨は掃除をしてくれません。
さも当たり前のようになっているタバコのポイ捨ても、立派な不法投棄です。
だけど、誰かがやらなければ、割れ窓効果を引き起こしてその地域の治安は悪化します。
そんな懸念を抱いている人が、住んでいる地域を守るため、率先して地域のごみ掃除に勤しんでいることを、心の片隅にでも置いてもらえれば幸いです。


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