掃除しました(2022年1月)

皆さん、おはようございます。

今年が始まってもうすぐ1か月経とうとしています。
年末の大掃除と言えば、「年始に大掃除をすると(箒で掃き出すから)福が逃げる」とは言いますが、おそらくこれは「年始期間ぐらいは掃除をしないでゆっくりしよう」という昔からのメッセージなのかもしれません。
ですが、街中は誰も大掃除をしてくれません。

今年最初の掃除は、少し大きめの袋を持って…

相変わらず、マジョリティはタバコの吸い殻です。まるでタバコの吸い殻はポイ捨てしていいとの社会のルールがあるんじゃないかと伺えるほどです。あからさまに灰皿のように溜めていたものをそのまま側溝にひっくり返したような光景も見られました。
吸い殻以外に厄介なのは、ビニールゴミ。
特に、コーヒーショップなどの飲料の容器は、数こそ少ないものの、容積を圧迫するので、すぐにごみ袋をいっぱいにしてしまいます。
また、この時期、道端に捨てられている不織布マスクも懸念材料です。
早いペースでゴミ袋のキャパシティを消費していきますが、ここでこの数字をご覧ください。

57

この数字は、「今回の掃除において、路上喫煙禁止区域で拾った吸い殻の本数」です。
つまり、行政が路上喫煙禁止区域を定め、違反には過料(行政罰)が課せられるとは書いてあっても、それが守られていないケースが多いものです。路上喫煙禁止と書かれた路上表示の上を、歩行喫煙しながら通過していく光景も、決して珍しくはありません。

喫煙マナーと言えば、直近で衝撃的な事件がありました。
電車内で喫煙していた大人を高校生が注意するも逆上され、電車内で土下座を強要されて殴る蹴るの暴行、更に電車をおろされてホーム上で殴る蹴るの暴行を続け重傷を負わされた事件、これは社会に大きな怒りをもたらしました。
ですが同時に、高校生がとった行動が軽率であったとの被害者の責を指摘する意見も散見されました。
外野が後出しじゃんけんでジャッジすることはいくらでもできます。
もし「手を出さずに然るべき組織に通報して対処してもらう」のが正解であるなら、まずはそのシステムを構築するべきでしょう。電車内には監視カメラや非常通報ボタンこそありますが、即時応答性を求められるこのような事件に対しては、お世辞にも十分なインフラが整備されているとは言えません。
それと同時に、路上喫煙に対して、過料をちらつかせても効果は薄いと思います。なぜなら、過料は行政罰、警察が介入できない以上、行政に携わる人が監視するか、各人の良識に期待するかしかありません。前者については、行政が自治体の住人を監視することに嫌悪感を覚える人も少なくはないでしょう。
そのため、喫煙に対する害を防ぐためには、ルールの周知と喫煙所の整備による分煙の可視化、悪質なケースについては警察と連携するといった、行政のシステムの構築が必要かと思います。

喫煙は周りの迷惑にならない場所で、喫煙に伴うゴミは捨てない

これを守るだけで、マナー違反に対する厳罰を科する必要もありませんし、喫煙そのものに対する嫌悪感は大きく改善されるとは思います。

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