作業の途中で送るもの

皆さん、おはようございます。

機材

NRTサウンドが楽曲制作を請け負う際に必ず行っていることがあります。

楽曲制作といえば、請け負って、作曲して、編曲して、仕上げて、納品する…そういう流れなのですが、このプロセスの中で必ず行っていることがあります。

作業の途中で送るもの

作業途中で送るもの、それは、およそ6割程度完成した段階の楽曲です。
楽曲制作は、クリエイターやアーティストの個性が出るものではありますが、その根幹にはクライアントが望む楽曲の形に着地させることが必須です。たとえアーティスティックな個性が出ていたとしても、クライアントの意にそぐわない作品であれば、仕事としては成り立ちません。
もちろん、クライアントの意に沿うような楽曲の制作は進めていますが、途中経過を共有することにより、アレンジや出音の調整などで微妙な着地点の調整を行ったり、足りない要素に気づいて盛り込んだりすることができますし、もしかすると最初にクライアントが伝えた方向性が、実際はクライアントが思っていた方向性と異なっていることに気づき、軌道修正につながるかもしれません。
もし完成した段階で共有すれば、制作途中よりも微妙な着地点の調整に必要なコストはかさみますし、要望を盛り込むだけの余地が無かったりするだけでなく、クライアントが思い描いたものと違うことになれば、最悪丸々リテイクになりかねません。この場合、クリエイターもクライアントも、誰も得をしない後味の悪い案件となるでしょう。

NRTサウンドが目指しているのは、ただの楽曲制作ではありません。

「音楽で、あなたの仕事をお手伝い」…楽曲制作は、楽曲を用いたクライアントの仕事をお手伝いするための手段にすぎません。
目的は、楽曲制作を通じて、クライアントが求めるコンテンツ作りのお手伝いをすることです。美しいストリングスも、感情を掻き立てるリズム隊も、繊細な音色のひとつひとつも、楽曲を作る魅力的な要素であり、コンテンツ作りの要素の1つでもあります。

楽曲制作の仕事…どことなく庶民離れしたような存在と思うかもしれませんが、決して遠い世界の話ではありません。
組織や地域を紹介するための動画、個人レベルで制作した動画のBGM、歌ってみた…もはや1個人レベルから「コンテンツ制作に使う楽曲が欲しい」欲求が当たり前のように存在する時代となりました。
そして、その声に応えられるように…「あなたのお手伝い」ができるように、NRTサウンドは楽曲制作という形で、応えていければと思います。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
見積・問合せフォームよりお問い合わせください。

CDで音楽を聴く理由

皆さん、おはようございます。

CD

作業をするとき、音楽をかけることは少なくないかと思います。
ちなみに、楽曲制作以外の作業ではもれなく音楽をかけています。(さすがに楽曲制作時は妨害にしかなりませんからね)
そんな作業用BGMですが、CDをかけること、もしくはPCのプレイリストから再生することが多いです。
ちなみに、CDをかける時の環境は、立派なオーディオではなく、CDラジカセです。
ではなぜ、CDにこだわるのでしょうか…

CDやPCのプレイリストにこだわる理由

過去にCDで再生する場合、音響機器で再生するなど、再生時のクオリティを求めることが多いですが、CDラジカセでの再生はお世辞にも再生時のクオリティがいいとは言えません。
では、なぜCDでの再生を選択するのでしょうか。

CDは再生時間が有限であるからです。

作業をするときに音楽をかけると先述しました。しかしながら、作業は無限に行うことはできません。ほかのことをしなければならない、ほかのことがなくても時間の制約があったり、そもそも体力気力が低下して能率が下がってしまいます。PC内部の音楽を適当にメディアプレイヤーなどに放り込むと、再生時間が膨大になってしまいます。
CDや時間の決まっているプレイリストであれば、再生時間が決まっているため、「再生する時間ぐらいは集中しよう」という気分になり、作業に対してモチベーションを高く臨むことができます。
もちろん、CDの再生時間では作業が終了しないこともあります。しかし、それでもCDからの楽曲再生中は、高いモチベーションと能率で作業ができたのではないでしょうか。

もちろん、プレイリストを組めば、CDでの再生と同じことができます。ただ、PCで作業をしない場合、PCを立ち上げていない場合はCDでの再生を用いることが多く、Bluetooth対応のスピーカーとペアリングすればCDでなくても可能ですが、ただ手軽に使えるものとして思いついたのがCDなだけです。

今の時代、CDはオワコンとか一方的に言われることが少なくはありませんが、生活の形に合わせて適宜メディアを選択することで、それぞれのメディアの長所を生かし、恩恵を享受できるでしょう。


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wav?mp3?midi?

皆さん、おはようございます。

五線譜とキーボード

(いわゆる)音楽ファイルというと、この3つの拡張子のファイルをよく目にするかと思います。
しかし、大体は「再生すると音楽が流れる」という程度で、おそらく詳しくは知らない方が多いのではないでしょうか。
今回はこの3つのファイルの違いを説明しましょう。

wavファイル

非圧縮型波形ファイルのこと。
録音した音声をデジタルデータに変換したものです。1秒間をサンプリング周波数と呼ばれる回数、音量ビットに記録していく…と言葉で説明してもわかりにくいですね。
簡単に言うと、音声をデジタルデータとして保存したものですが、サンプリング周波数や音量ビット数という数値に落とし込んでいくため、元の音声と比べると落とし込んだタイミングで多少変化します。
例を出すと、音楽CDの規格であるCD-DA規格のwavファイルでは、サンプリング周波数は44100Hz…これは、最大で20500Hzの音まで再生できますが、サンプリング周波数を24000Hzにすれば、12000Hzを超える音域は聞こえなくなります。(※厳密に全く聞こえなくなるわけではありません)また、音量ビット数を減らすと、音量の抑揚が狭くなります。極端な話、2bitにすると、「無音」「小さい音」「大きい音」「最大音量」まで音量差が修正されてしまいます。
当然ながら、サンプリング周波数やビット数を増やすほど、元の音に近しい音質で保存できますが、その分だけ再生する機器のスペックを必要としますし、何よりファイルが重くなります。

mp3ファイル

圧縮型波形ファイルのこと
wavファイルと比べて1/10程度の容量(1分1MB程度)で、聴いた感じ劣化しているように聴こえないため、携帯プレイヤーなどで用いられることが多いものです。
大体128kbps(CD-DA規格が1411kbps)が標準的で、320kbpsではCD-DA規格のwavファイルと遜色ないのに容量は1/4以下というものですが、人によっては解像度の高いmp3でさえもwavと区別がつくと言われています。

midiファイル

実は音声ファイルではなくて、その正体は「楽譜」です。
簡単に言うと「このパートはこの楽器で、このように鳴らせ」という演奏情報の詰め合わせです。
wavやmp3と比べると、楽曲にもよりますが5分程度で100kb未満という圧倒的な軽さで、個人ホームページのBGMで使用していたというケースもあったのではないでしょうか。
但し、midiファイルはあくまでも「楽譜」であり、音声ファイルではありません。
つまり、「楽譜を渡した相手」によって、演奏が異なる点があります。
midiは「midi音源」と呼ばれる音源モジュールで再生されます。これはPCにインストールされていますが、midi音源がどんな音源をインストールしているのか、midi音源でも外部midi音源を通しているのであれば、同じmidiファイルを再生した場合でも再生された音が大きく異なります。
midiファイル最大の欠点は「出音が再生される環境に左右される」ということです。場合によっては、意図しない音で相手に伝わってしまうこともあります。

主に3つの、頻出する音楽ファイルを紹介してみました。
しかしながら、スマートフォンで解決する現在、このような拡張子を考える機会が無い、という方も少なくないのかもしれません。


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軍事と音

皆さん、おはようございます。

軍事と音、これらには密接な関係があります。
今回は軍事と音の関係が深いものを紹介したいと思います。

てつはう

元寇の時に使われた武器で、「鉄砲」ではなく、手りゅう弾のような武器で殺傷能力よりは炸裂して大きな音を出し、相手を威嚇する武器と言われている。
大きな音を出して威嚇することで、士気にもダメージを与える効果を持つ。

富士川の戦い

1180年、富士川で行われた源平合戦のひとつだが、平家軍は水鳥の群れが飛び立つ羽音に驚き、敵襲と勘違いして撤退した、戦力が正面からぶつかることのない戦のひとつ。

四面楚歌

中国の故事成語のひとつ。
周りに味方がいない、敵だらけの状況という意味で使われることが多い単語だが、漢軍と対立する楚の故郷の歌が、漢軍の四方から聞こえてきて、周りは敵だらけで孤立し、絶望してしまったことに由来する。

マーチ

行進曲としてひとつの音楽ジャンルを確立しているが、いわゆる軍隊が行進する際の音楽のこと。
スネアドラムの軽快なリズムを中心に、トランペットなどの金管楽器、フルートやクラリネットと言った木管楽器、タムタムや大太鼓といった打楽器で構成される。
日本では「軍艦マーチ」が有名。

このように、音、音楽は昔から軍事に密接に関わってきました。
当たり前ですが、音楽が戦争を煽り、戦争に用いられるような事態は金輪際起こってほしくはありません。
しかし、音というものが、たとえ生死をかけた環境においても、携わる人の心理に密接に関わってくるということを、今回の軍事と音の関係をもってお知らせするのがこの記事の目的です。

音には、音楽には、人の心を揺さぶる力があります。
音を作る者として、人の心に影響を与えるものを扱うことへの責任を今一度認知し、曲作りを進めたいものです。


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音楽CDはなくなってしまうのか

皆さん、おはようございます。

CD

音楽の享受は、記憶媒体からデータ配信が珍しくなくなってきました。
特に、スマートフォンの普及により、スマートフォン自体が携帯音楽プレイヤーを担うようになっています。
しかも、ひと昔前と違い、インターネットやメールのためにPCを所有する人は大きく減り、音楽CDを再生する環境を持たない人も珍しくはありません。
では、このまま音楽CDは衰退していくのでしょうか…?

結論から行くとNOです。

ダウンロード配信がCDを上回る可能性は十分ありますが、それがCDを駆逐するものとは成りえません。
その大きな理由としては、物理的な媒体であることにあります。
では、CDが衰退せずに残る理由を挙げていきましょう。

1.高音質で視聴できる

ここでいう高音質とは、CD-DA規格の音源、ハイレゾ音源といった、非圧縮形式の内容を指します。
ダウンロード配信では、どうしても通信速度を重視すべく、圧縮形式の音源となることが多いものです。
また、CDの試聴環境はオーディオコンポのような本格的な試聴環境に対しての使い勝手もいいものです。

2.携帯端末のメモリ容量を圧迫しない

mp3形式の圧縮音源は、1分でおよそ1MB…それに対し、非圧縮形式のCD-DA規格の音源では、1分でおよそ10MBと、そのデータ量は10倍となります。ダウンロードにかかる時間、携帯端末のデータ量、月々のデータ通信量といった面では圧縮音源に劣ります。
携帯端末は楽曲を聴くだけではなく、ほかのアプリでもデータ量を圧迫することもあります。

3.携帯端末の音源再生環境

携帯端末の再生環境は、お世辞にも良いとは言えません。
もちろん、携帯端末と外部スピーカーをBluetooth接続して再生する方法もありますが、外部スピーカーの音質にこだわるのであれば、CDを再生する環境を整えるほうが楽ではないでしょうか。

4.ダウンロード音源損失のリスク

CDが残り続けるだろう最大の理由はこれです。
音源を携帯端末にダウンロードしてきても、携帯端末を乗り換えた際にデータ移動をし損ねたり、携帯端末の故障でまるっと損失したりするリスクもありますし、何より音源配信サービスの終了によって聴けなくなるリスクがあります。
CDは決して劣化しないというわけではありませんが、物理的に損壊しない限り、聴き続けることが可能です。

なお、本記事はダウンロード配信への批判でないこと、改めてご了承ください。
ダウンロード配信が主流となることに反対ではありませんが、「ダウンロード配信が主流になるからCDは滅ぶよ!」という意見を目にして、それは違うんじゃないかという想いから、今回の記事に至りました。
ダウンロード配信には、「好きな楽曲を1つの携帯端末に選択して保持しておき、CDと違い物理的に占有しないこと」がその長所と言えるでしょう。あとは、アプリを立ち上げて再生できる、再生までの操作が少ないことも挙げられるでしょう。携帯機器で楽曲を聴くというのであれば、CDを持ち歩く必要がないため、ポータビリティについては圧倒的に軍配が上がります。

新しい技術が出ると、どうしても過去の技術を全否定する意見が出てきてしまうもの。

大切なのは、昔からあるものを昔の技術だからとの理由で安易に切り捨てるのではなく、昔からあるものの良さと、新しい技術の良さを取捨選択して使い分けることにあると思います。


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判らなくてもとりあえず聴いてみれ

皆さん、おはようございます。

ヘッドホン男性

実家に帰って、「題名のない音楽会」を家族で見ていました。
今回(12/11放送分@関東)は、ゲーム音楽の音楽会、ということで、モンハンからFFなど、有名どころのゲーム音楽をオーケストラアレンジしたものが流れていました。
1曲目、モンハン(モンスターハンター)のオープニング曲が流れた際に、身内の反応はこうでした。

「”モンハン”って知ってる?」

モンハンのことを知りませんでした。
しかし、演奏が始まってみるや、テーマ曲の冒頭のあのキャッチ―なフレーズでホルンとトロンボーンを強調し、あと残りのパートは音量を控えめにして演奏したときに「やっぱり全パートでわーって行くよりも、ホルンとトロンボーンだけにした方がくっきりしてる」との反応でした。
ゲーム音楽を知らなくても、原曲がわからなくても、それでも聴いてみれば惹かれるところがあり、興味が湧いてくるというものです。

オーケストラコンサートというと、敷居が高いとか、予習が必要とか、そういった物事ばかりが前面に出てきて、ためらわせてしまう局面は目立ちますが、そういうのは必要ありません。
曲は知らないけど、「あ、このフレーズ、かっこいいな…!」とか、静寂の中で消え入りそうなバイオリンソロが映えるとか、そういった感想は出てくるでしょうし、それがきっかけで、興味が湧いてくることもあるでしょう。

まずは、わからなくてもとりあえず聴いてみる、これが大切だと思います。自分で進んで取っかかるのが難しいなら、周りの人から、おすすめを聞かせてもらいましょう。


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