トラック?バス?AUX?ステム?

皆さん、おはようございます。

写真は実家帰省時のものです。

楽曲のミックスを行う際に出てくる、これらの単語…
知ってるようで、実は詳しくわかってない、と言うことも多いのでは…?

簡単にまとめてみた

トラック
これはミキシングにおける最小単位ですね。競技場のトラック(Track)と同義であり、走るレーンが線引きされているように、それぞれの楽器が入力信号が線引きされた導線を通ります。チャンネルと同義です。
例えば、ピアノに合わせて4人で合唱する楽曲を録るために、4人の前にひとり1本ずつマイクを立て、ピアノ全体を録るマイクを2本立てたとすると、トラックは合計6本になります。

バス
ミキサー内部にある信号線のことです。
トラック内部の信号を、バスセンド(Bus send)によりどれだけの音量で送るかを決めることで、そのトラック内部の信号を設定したバスに流すことができます。バスセンドは各チャンネル(トラック)に備わっていて、複数のトラックの信号を1本のバスに流すことも、1本のトラックから複数のバスに流すこともできます。
バスに流した信号は、バス用のトラックもしくはバスをインプットに設定したAUXに流され、そこにリバーブなどのプラグインを噛ませてからマスターアウトに合流させることで、各トラックの信号と、バスに流してリバーブなどのプラグインをかけた信号を合わせたものをアウトプットで鳴らすことができるというわけですね。
ちなみに、BusとはOmnibusの略で、乗合自動車を指すバスと同義です。

AUX
オックスとかオグジュアリとか呼ばれます。
トラックの音声はそのままの設定ではマスターアウト(Output)に合流しますが、例えば先ほど例を挙げたピアノ+合唱4人の音声をミックスする場合、ピアノに立てたマイク2本をAUX1、合唱に立てたマイク4本をAUX2に流すことで、トラック間で調整した音量のバランスを崩さずに、ピアノが大きいのであればAUX1を下げたりAUX2を上げたり、各AUXにリバーブ用のバスセンドを設定すれば、各トラックにバスセンドを設定する必要がなく、グループでまとめた音をリバーブに送ることができるので、ミックス作業を管理しやすいという利点があります。

ステム
ステムとは「幹」を意味します。その名の通り、各トラックという枝葉から、木の幹に向かって音が流れ込むイメージですね。
そのイメージ通り、各トラックの音声をグループごとに1つのAUXにまとめたものを指します。

…ん、つまり、AUX=ステムということ?
端的に言えばその通りですが、AUXは機能を指す名称、ステムはAUXを利用してまとめた音声グループを指す名称、といった違いでしょうか。

今回、ミキシングについての記事を書いたのは、AUXとステムはどう違うのか、というのを考えたかったからですね。であれば、ついでにトラックとかバスとかも説明してしまおう、と言うことでした。

この仕事を始めてから10年以上、仕事を始める前からでは20年近くになりますが、ミキシングというものはいつも難しいものだと感じるものです。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
見積・問合せフォームよりお問い合わせください。

掃除しました(2023年3月)

皆さん、おはようございます。

季節が春めいてきて、日中は上着無しでも問題ない日がちらほら出ていますが…どうしても3月の終わりは寒の戻りに当たることが多いものです。3/31に首都圏が雪景色になったことを今も覚えています。

本ブログ記事制作の時には雨になるだろうと、月の奉仕活動を1週間前に前倒していましたが、正解だったみたいですね。この土日は、どちらも終日雨予報です。

実は、同じように掃除をする人は他にもいます。特に周りに公園が多く、公園を掃除する有志の方も多いです。
しかしながら、コンビニで買ってから食べ歩いたような食べ物の外装、ファストフードの持ち帰り容器、タバコの吸い殻、空箱、そういったものが公園を掃除した後のゴミ袋に見られたり、掃除した翌日には、掃除した場所に吸い殻が捨てられていることも…残念ながら、心無い人は後を絶ちません…
とはいえ、地域のゴミ拾いが、無駄な行動と認め、手を止めるわけにはいきません。手を止めればそれこそ負けを認めたとなり、その地域の治安悪化につながることでしょう。

ゴミ拾いは、しっかりと続けて地域のクリンリネスに努めつつ、そのうえでゴミを捨てられないようにするにはどうするべきか、そこを併せて考える必要があるかと思います。残念ながらコロナ禍であることが、人を集められず、大々的なゴミ拾いの訴求を阻んでいることはあります。

来月はもう4月…
寒さに動きが鈍ることこそなくなるものの、暑さによる損耗が懸念されます。

本来は、散歩のついでにゴミ拾いをするということで始めた奉仕活動…
ゴミ袋とトングを留守番にし、ただの散歩に成り下がる日が来ることを、願うばかりです。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
見積・問合せフォームよりお問い合わせください。

サブスクか、買い切りか

小銭

皆さん、おはようございます。

小銭

近年、ソフトウェアを購入する時、普通に購入する場合と、サブスクリプションで購入する場合の大きく分けて2つがあります。
近年よく聞く「サブスクリプション」、これは一体なんでしょうか。

サブスクリプションとは

普通に購入するものが買い切りであるのに対し、サブスクリプションは購入時に大きな金額の出費を伴わないものの、主に月々の支払いを伴います。そこがサブスクリプションの特徴であり、買い切りとの大きな違いです。
そもそも買い切りは「製品の購入」や「有期のサービスの享受」に対し、サブスクリプションは「無期のサービスの享受」という「契約」に相当します。光熱費の支払い、スマートフォンの支払いはサブスクリプションの一種ですね。

買い切りの主な特徴
・製品やサービスを購入する際に一括で支払う。(クレジットの場合は分割もできる)
・ソフトウェアの場合、ある程度の期間はサポートが保障されるが、サポート打ち切りになることもある
・サポートが打ち切られても現物を使い続けることも可能
・サポートが打ち切られた場合、OSなどの新環境に対応しなくなる

サブスクリプションの主な特徴
・製品購入やサービス契約する際の値段は大体買い切りよりも安い
・月ごと、年ごとなど、一定期間で定額を支払う必要がある
・使用量に関わらず定額
・ソフトウェアの場合、サービスが続く限り無償でアップデートなどのサポートを受けられる
・OSなどの新環境に対応するケースが多い
・サポートの打ち切り≒サービスの終了となり使えなくなる

サブスクリプションの特徴としては、購入と同時にユーザー登録を伴うケースが多く、ソフトウェアの場合は常に最新版に更新できる利点がありますが、いわばユーザー契約のため、ソフトウェアやサービスの使用量に関わらず支払い義務が続きます。
何より、サブスクリプションの場合は「常に支払い続けなければならない」ことが負担になる方も少なくはないでしょう。特にプロフェッショナルの機材については、サブスクリプションを複数抱えたり、中には1件だけでも月額で5,6桁の支払いになるものもあります。それは「プロを目指しているが駆け出しである」という人にとっては博打に近い、相当な経済的な負担となりうるでしょう。

かく言うわたしも、支払うのであればサブスクリプションよりも買い切りで払ったきりの方が何かと安心なので、サブスクリプションか買い切りか、どちらを選ぶこともできるプランを用意してくれるとありがたいものですね。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
見積・問合せフォームよりお問い合わせください。

確定申告しました(2023年)

小銭

皆さん、おはようございます。

小銭

今年もこの季節がやってまいりました。
2月後半~3月前半は確定申告の季節。自営業など、粗利益(支出とか所得税分を考慮しない売り上げた際に入手する額面)に対して、支出などをまとめて所得税を算出し納税の手続きをする(場合によっては還付される)ものです。会社員など勤め先からの給与については、そこから既に所得税が引かれているので、確定申告を行う必要はありません。
NRTサウンドももちろん自営業に当たるので、確定申告は行います。
楽曲制作の報酬、楽曲使用分の印税といった収入(粗利益)、機材購入やPCなどの高額消費財の支出額(経費)など…そこから税金を導出します。しかしこの作業、年1回しか行わないので、相変わらず慣れません。算出中に特定の額面を見逃してやり直すことも珍しくありません。

今年(去年分)の確定申告も終わりました。
e-Taxやオンライン提出など、アナログでの作成以外の選択肢があって便利とは言いますが、それでも、楽曲制作並みに作業時間を費やすことになります。マイナンバーカードの活用により、確定申告も自動的に行われるようになる、とすれば便利だとは思いますが、もう少し時間がかかりそうでしょうか。

確定申告も今年で10回目…
相変わらずですが、機材購入費用が支出の割合を占めます。
楽曲を制作して納品し、報酬をいただき、機材を新調して、いい楽曲をクライアントにお届けする…良いサイクルを止めずに、楽曲制作という「社会貢献の手段」を存分に発揮できるNRTサウンドの事業活動を続けていければと思います。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
見積・問合せフォームよりお問い合わせください。

掃除しました(2023年2月)

皆さん、おはようございます。

最近になって思うのですが、2月よりも1月の方が寒くありませんか?
ちなみに、今月上旬は積雪が懸念されていましたが、雪こそ降ったものの、交通状況が混乱するほどまでの規模にはならなかったようですね。
ただそれでも、年1・2回の積雪のダメージを受け入れるほうが安上がりだからという理由で積雪対策をしないのは、やっぱり違うんじゃないかとは思いますが。

なんとなくですが、夏場よりも冬場の方がタバコの吸い殻が多い気がします。
特に冬場の歩きタバコ、やめてほしいですよね。風が強い日が多く副流煙を浴びせられて迷惑ですし、もみ消さずに捨てられる吸い殻も見受けられ、乾燥している季節、不審火の原因ともなりかねません。

火の元って何?

さて…この季節、空気が乾燥するたびに言われる「火の元」ですが、これ、なんとなくわかるって人は多いものの、厳密には何を指すのかがわからないことが多いものです。
まず、真っ先に思い浮かぶのは、屋内で使用している火気。ただ、正直それは考えにくいです。
空気の乾燥いかんに関わらず、失火すれば火災につながるのは変わりませんし、屋内であれば加湿器で湿度を上げることも可能なので、乾燥注意報が如実に関わるかと言えばそうではないでしょう。
では、火災が発生した時に燃え広がりやすいから…だとすると、火の元に注意とかが関係ないレベルなので、この線も考えにくいですね。
振出しに戻りますが、火の元に注意と言う時には、強風注意報が併発していることが多いものです。つまりこの時点で、強風に影響される場所での火の取り扱いに注意する、という風に取れます。
考えられるとすれば、屋外での火の取り扱い…野焼きにバーベキュー、地方だと畑で焚き火をしていたりといった行動が考えられます。ただ、これらは正直なところ、身近に火を取り扱うレベルからは程遠いとは思えます。

乾燥注意報が出ている出ていないに関わらず、路上喫煙は迷惑以外の何物でもありません。
喫煙所の整備を進めつつ、吸う人も吸わない人も迷惑することなく棲み分けができるようになることを願うばかりです。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
見積・問合せフォームよりお問い合わせください。

今日できることは…

皆さん、おはようございます。

メガホン

一言の言葉が、人を動かすことがある。
一言の言葉が、その人の原動力である。
今回は、個人的に好きな言葉を共有したいと思います。

今日できることは、明日できないかもしれない。
明日できることは、今日できないだろうか。

悪く言えばせっかちではありますが、要はできることはできるうちにやろう、と言うことですね。
東京に進出し、一人暮らしを再開してからは、天候ひとつで雑務をこなせなくなることが少なくありませんでした。当然ながらこなせない雑務は、別の日に回すことになりますが、雑務をこなせなかったために、後日のタスクが増えたり、休日を返上したりするだけでなく、雑務をこなすことで初めてできるようになる行動が導入できないことにつながります。

ただ、行動を先送りにしてしまうのもわかります。
特に支出を伴うものは、「実施すればお金が減る」ということにダメージを受けることがわかっているので、億劫になってしまうものです。
でも、お金がかかる雑務は、往々にして必要なものであることが多いので、ここは割り切って早いうちに実施してしまうのが一番だと思います。後回しにすれば、それだけ支出を伴う雑務が控えていることに苛まれる時間も長くなるものですから。

話を元に戻しましょう。
時間に余裕があるうちに、後に控えるタスクを消化することができれば、もしこの後に別のタスクが割り込んできても、それに対処できるだけの時間的リソースが出てきますし、何より余裕をもって臨むことができます。
そうなれば、普段よりも多くの仕事を消化することができ、いい方向へのサイクルを回すことにもつながるでしょう。

時間は誰にも平等に与えられる…
とはいえ、貧富の差を一番強く出すのもまた、時間だと思います。
金持ちも貧しい人も、1日は24時間ですが、お金持ちは特定の額面を稼ぐために必要な時間が少ないため、余った時間を自分のために使うことができる…一層よいサイクルを回しやすい立ち位置なのです。時間と言う「量」は同じですが、「質」は全く異なります。
そうであれば、できるだけ良いサイクルになるように回すための工夫が必要となります。
僅かばかりの断片化された時間をかき集め、まとまった時間を大きなアクティビティに回す…そうすれば、良いサイクルをつかむために投資できるリソースが増えるというものです。

それでも、時間が足りないと思うことは多いものです。
動こうと思っても動けないことも少なくありません。
まだまだ、生活のサイクルを見直す必要がありそうですね。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
見積・問合せフォームよりお問い合わせください。