生成AIにさせたい作業

皆さん、おはようございます。

生成AIによる仕事は常態化する一方、生成AIによる不確かな情報を判断できない、AI生成の作品を出品したりそれがコンテストで入賞するなど、イラストや音楽の制作に対する等のトラブルは絶えず、特にイラストや音楽については団体規模で生成AIによる作成の介入に断固反対するほどです。

しかしながら、こちらから生成AIに近づかなくても、生成AIの側から近寄ってくるパターンは多くみられます。ツイッター(X)であればGrok、WindowsであればCopirotなど、既存のソフトウェアやサービスに生成AI機能が搭載されるケースもあります。
だからこそ、一刻も早く、生成AIに使用するデータセットの透明性…すなわち、学習に使用されているデータセットが許諾の上で、かつオプトイン形式(※)であることの証明が求められます。
生成AIについての最大の問題は、著作者の意思を無視してオプトアウト形式(※)で著作物を学習させること、その学習内容に透明性が担保されていないことにあります。例え生成AIによる創作が新しい創作の手段であったとしても、盗品を使った創作は盗作でしかありません。そのためにも、学習内容の透明性と使用者に対する責任を明確にする必要があります。

※オプトイン/オプトアウト:「企業からのメール配信を希望する方は登録時にチェックを入れてください」など、本人の意思でサービス開始の合意に応じる形式をオプトインと呼ぶことに対し、「本サービスに登録した場合、企業から定期的にメール配信します。配信を希望しない場合は登録後にメール配信を希望するのチェックを外してください」のように、本人の意思と関係なくサービスを開始され、本人の意思でサービスの解除を行う形式をオプトアウトと言います。
無断学習されたくない人にとって、生成AIがオプトアウト形式であることの何が厄介か、察するに難しくはありません。

話は変わりますが…
生成AIについては、すべからく反対というわけではありません。
むしろ、懸念点が解消されるのであれば、制作にとってよいアシスタントになる技術だと思っています。
そしてそれが叶うのであれば、こういう機能を使用したいと思っています。

コードやメロディに対するレビュー

楽曲を制作する際、必ず完成したものを聴いて、必要な箇所を修正しています。
制作時には気づかなかったコードのミス、ハーモニーのズレ、タイミングのズレなどをAIに聞かせ、検出するというものです。検出した内容は必要に応じてテキスト化され、場合によっては解消するための方法も出してくれる機能です。
「ついでに直せばいいのに…」と思うかもしれませんが、それを行うと、AIによる判定が絶対となり、表現者の意図が捻じ曲げられてしまう懸念があります。あくまでも、制作者本人の意思が尊重されなくてはなりません。

楽曲を分析し、音をイコライジングする

生成AIが出る前から、このミュージシャンの音をコンセプトとしたプラグインは出ていましたが、そういうものではなく、特定ジャンルの楽曲から、このジャンルを特徴づける音作りができるようなイコライジングを分析するというものです。生成AIに楽曲を読ませるため、この機能については、オンラインで楽曲が共有されることが無いよう、クリアランスが求められる必要があります。
個人レベルで既存の曲を読ませることについては、楽曲の制作に直接関与しないため、問題がないものと判断しています。現状、ミックスの際にリファレンス曲を聴きながら行うことについては当たり前のように行われており、これに伴うトラブルや懸念が報告されていることはありません。

現状、生成AIを用いた制作で問題がないとされるのは、分析などの作曲や編曲といった権利が絡まない箇所であると思います。
しかし、もし生成AIによる楽曲制作にクリアランスが証明されたとしても、生成AIが作成した曲の著作権は誰になるのかといった問題は解決されません。何より、楽曲制作を生業とする人が、生成AIに楽曲を作らせ、果たしてそれに満足できるでしょうか。

生成AIが、制作の良き相棒になる日が来ることを、願っています。


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