最近のバラエティ番組に思うこと

皆さん、おはようございます。

バラエティ番組内でチーズハンバーグをとり上げて紹介しているVTRが流れているワンシーンです。
この左下、右下の文章はVTR中のナレーションです。
では、もう1枚を見てみましょう。

最近、こんな感じのバラエティ番組が多いような気がします。とりわけ、生放送系の番組では顕著に思えます。
この画像が言いたいことは、なんとなく察しが付くと思います。

VTRの音声をかき消すように、スタジオの音声が被さること、これが多い気がします。

確かにスタジオの反応が混ざった方が、取り扱っている内容について盛り上がるかもしれません。
ただ、その音声が、あまりにもVTRの音声をかき消しすぎている、そう感じるものが多いです。
番組内でVTRを流すということは、すなわち「視聴者にVTRの映像と音声を提供する」と言うことではないでしょうか。にもかかわらず、スタジオの音声でかき消さんばかりでは、VTRに焦点を当てている人からすると邪魔になるのではないかと思うほどです。
ただ、「番組を肴に話が盛り上がること」が好きな人もいるかと思います。もしかすると、こういう状況が発生する背景には、番組自体が「VTRを見て話が盛り上がるスタジオの芸能人の音声を聴かせること」を狙いとして作られているからなのかもしれません。

とはいえ、VTRが流れているときは、そのVTRの情報を得たいと思うものです…
何かうまい折衷案はないのでしょうか。


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My Old Gear…

小銭

皆さん、おはようございます。

小銭
4月を迎え、新生活が始まった方も多いかと思います。
新しい物件、新しい環境、新しい学校・職場、そして…

新しい、家電。

さて、「My New Gear…」を言えば、直訳すれば「新しい機材を手に入れた…」と言うことですが、今回はなぜ「My Old Gear…」という、正反対のことをタイトルにしたのかをお話しします。

家電は高くてもいいものを買おう

新生活を始めるとなると、家電を揃えるところから始めますが、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、エアコンと、とにかく買うものが多く、その出費は無視できません。そうなるとどうしても、安さで選ぶという評価基準がウェイトを占めてきます。
とはいえそこで「安いからこれにしよう」はおすすめできません。もちろん、必要条件を満たしたうえで吟味し、結果値段の安さで決める、なら問題はありませんが、安さを取り、必要な機能を捨ててしまうと、それが後で高くつく結果になりかねません。

先日、掃除機を新調しました。
掃除機は東京進出時にハンディタイプを購入しました。重さ1kgほどで、頻繁に掃除できることを目的として購入しましたが、この度新しく充電型のハンディタイプを購入しました。値段は先代の掃除機の4倍ほどです。
先代の掃除機は、コストパフォーマンスは悪くないのですが、プラグを刺して給電するタイプだったので、掃除する部屋の変更のたびにプラグをコンセントから抜き、差し替えて…を繰り返していました。
プラグを差し替える手間、中にはコンセントが遠かったり電源タップを使う箇所もあり、時には掃除中にコードが物を引っ掛ける事故も起こりました。
そして何より…
「頻繁に掃除できることを目的として」購入したはずのハンディタイプの掃除機が、手間がかかるという一言で使われにくくなっていました。掃除をしても、掃除が甘くゴミが残っていたり、ふとした時にゴミが落ちていることに気づいても、ハンディタイプの掃除機を持ってきて、コンセントを接続して、掃除して、コードを収納して、掃除機を収納する…といったステップが多く、結果として掃除すべき箇所から目を逸らしていた状況に陥ることも少なくありませんでした。

そこで、先日購入した充電式の掃除機であれば、掃除のために給電する手間もなく、本体をもってきてスイッチオン、吸い込んだらスイッチを切って元の充電スタンドに戻す…これでプラグを刺すタイプよりも掃除に対する抵抗感が大幅に減るものと思われます。

もちろん、プラグを刺すタイプの掃除機に利点がないわけではありませんし、台車付きのタイプにも利点があります。ただ、生活環境によってメリットとデメリットがあり、適材適所と思われます。

・台車付き:吸引力が強く、一軒家など面積の多い家屋に向く。
 反面、台車の移動を伴い、駆動音も大きく、集合住宅では騒音の原因(主に台車を転がす音)になる
・ハンディタイプ:手軽で扱いやすく、収納面積を取らない。一人暮らしの物件に向く。
 反面、ヘッドが小さく、大きな面積の掃除には不向き
・充電式:ハンディタイプのメリットに加え、コードレスなので手軽
 充電が切れると稼働できず、強仕事時の稼働時間が短い
・自走型:勝手に自宅内を動いて掃除する
 反面、障害物の多い家具配置は不向きで、ピンキリだが全体的に高い

さて、本題に戻りましょう。
家電は長く生活すればいずれ買い替えることが想定できますが、それでもよほどのアクシデントがない限り、10年程度は問題なく使えるかと思います。つまり、10年程度、購入した家電と付き合うということになり、それは、安さを選んだがために伴った不便さとも10年程度付き合うということをも意味します。
特に、電子レンジはオーブンレンジなのか電子レンジ機能のみなのか、エアコンは静音設計なのか省電力設計なのか、メーカーは国内メーカーなのかなど、購入後のことを考えると、目先の安さに惹かれずに高い家電を購入した方が結果としてコストパフォーマンスがいい結果になる場合もあります。
もちろん、安い=粗悪と決めつけるわけはないですが、ある程度値段のする家電を購入した方が、値段が高い理由を実感できると思います。
どうせ付き合うのであれば、付き合った時間だけ恩恵を感じたいものですね。

値段が高いには、理由がある…

安さばかりが美徳とされがちな今だからこそ、考えてみる必要はありそうですね。


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一人暮らしスターターキット

皆さん、おはようございます。

廃品回収車
4月から新生活が始まる方も多いでしょう。
それに伴い、家族の元を離れ、一人暮らしを始める方も少なくないと思います。
今回は、一人暮らしを始めるにあたって、大切なことを書いていきたいと思います。

住居にこだわれ

一人暮らしとなると、家賃度返しで物件を探す傾向が強いものですが、必ず物件を内見し、家賃が少し高くても信頼できる物件を選びましょう。

物件の入り口に住人向けの注意書きがあったり、共用部が汚れているなどは、住人の質が良くない場合があり、往々にして家賃が低い物件ほど当たりやすい傾向が強く思えます。
また、内見をすることで、生活のシミュレーションを組み立てやすいだけでなく、外部からの騒音…特に上階や隣人の生活音が問題ないかを確認することができます。
通勤通学を考えるのであれば、駅から離れすぎていないことも重要です。駅への往復距離が嵩むと、積もり積もって生活の時間を圧迫します。また、通勤通学の距離が長い場合、少し家賃が高くても通勤通学の距離が短い場所の選択も視野に入れましょう。
結局のところ、住居とは生活拠点となるため、生活に不便にならないこと、治安が安定していること、生活のトラブルとなるリスクが少ないことが求められます。どれか1つでも欠けると、その段階で生活そのものが破綻する危険性があります。一人暮らし最大のデメリットは、一人であることです。様々なトラブルに対する一次対応は、自分一人で行わなければなりません。

予約なき来客に利益なし

筆者は大学通学のために一人暮らしを始めて2日後、下宿先に帰ってきたところ、新聞配達員に待ち構えられていたことがありました。
新聞の購読は「まずは無料でお試し」と、洗剤などの生活必需品を渡されながら勧めてくることがありますが、必要ない場合は何も貰わずに断りましょう。「無料で試したけどやっぱりやめます」と言ってノベルティだけを貰ってしまおうという魂胆は、トラブルを招きます。
また、新聞だけでなく、訪問販売や宗教勧誘など、招かれざる客と思われる訪問が発生するだけでなく、これら訪問者を装った強盗被害やストーカーも懸念されます。

電気ガス水道、または集合住宅のメンテナンスのために部屋を訪れる場合は、必ず書面または電話などによる本人への詳細な日時を伴う連絡が行われます。

ただ、残念ながら訪問販売や宗教勧誘の停止を不動産屋や管理会社に訴求しても、物件の管理者が停止させることはできません。理由は「訪問販売や宗教勧誘を必要とする人がいるため」です。
もし、招かれざる来客に対して迷惑と感じた場合は、退去するように宣言してください。
所有者が退去を勧告して従わなかった場合は不退去罪という犯罪が成立します。また、「目的がなく敷地内に滞在する」場合は不法侵入に該当します。(ちなみに110番は最寄りの指令所につながるため、最寄りの警察署につながるという意味ではありません。そのため、できれば最寄りの警察署の番号も電話帳に入れておいた方がいいですね)

常に施錠・安心の二つ鍵

大げさかもしれませんが、玄関の施錠とチェーンロックは励行しましょう。
特にチェーンロックは、招かれざる訪問客に対して扉を開けてしまった場合においても、不測の事態を回避するために役立ちます。チェーンロックは、合法的な手段で外側から外すことはできません。
よほど古い物件でない限り、チェーンロックは備え付けられています。

インフラに必要な施設の確認

最寄りのスーパー、コンビニ、郵便局、銀行ATM、便利な飲食店、警察、医療機関はできるだけ引っ越しの前から予習しておきましょう。また、市役所区役所・出張所などの行政機関の場所と、営業時間も確認しておきましょう。土曜日の午前中に開庁していたり、特定曜日は17時以降も営業しているなどのイレギュラーケースがあります。
一人暮らしとは生活をすること。「食料を買い出しできる」「お腹がすいた時」「お金をおろす必要性」「病気に罹ったら…」に対し、レスポンスよく行動できることが、安心につながります。
慣れてきたら、周辺を回って店の開拓をしましょう。効率のいい食材の買い出しができたり、意外な場所に使いやすい店があることに気づくかもしれません。

結局のところ、「一人で生活する」という新生活の運営、それが一人暮らしです。
生活の安定があって、初めて生活が成り立ちます。トラブルなく一人暮らしの目的を果たせる、新生活の良いスタートを、願うばかりです。


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確定申告してきました

皆さん、おはようございます。

小銭

この時期恒例、確定申告の季節となりました。
簡単に言うと、個人事業者などの勤労収入のある人が、この1年にどれだけ事業で利益を上げたのかを申告して、納税のための手続きをする事務作業です。
会社員やアルバイトなど、勤務する体系の場合は給与の段階で所得税が課税され、その分を引いた額面が支払われますが、自営業など売り上げ(粗利)がそのまま確保される※場合は、その売り上げに相当する分に課税されます。
(売上から経費などを差し引いた額によっては納税額がほとんど発生しない場合もあります)
※制作報酬受領の際に所得税分が差し引かれる場合もあります

もっとざっくり簡単に言うと
・事業の売り上げ(収入)から
・事業に必要な経費(材料費やランニングコストなどの支出)を引いて
・相応の税金を算出して支払い手続きに入る
ということです。

今年も確定申告を完了し、2022年も頑張ります。

本編はここでおしまいです。

インボイス制度とは

去年10月下旬にインボイス制度が話題となりました。

「インボイス制度の導入でクリエイター(免税事業者※)も消費税の支払いをさせられる」という話でしたが、結論から言えばインボイス制度導入自体がクリエイター(免税事業者)に消費税負担を課することはありません。但し、先方から適格請求書発行事業者への登録を求められる過程で、免税事業者と同様の売上額にもかかわらず消費税を納税させられるようになる可能性はあります
※免税事業者:納税対象の前年~納税対象の当年の6月までの売り上げが1000万円以下の個人及び法人のこと
「駄菓子屋でお菓子を買ったときは消費税を取られなかった」という経験があると思いますが、そういうことです。

インボイス制度とは、事業者が仕入れの際に下請け孫請けの取引の際の消費税納税証左をもって適切な税額を負担するための制度です。簡単に言うと、インボイス制度の利用により「事業者が売り上げた額面に対する消費税額-仕入れまでにかかった下請以下が支払った消費税額=事業者が支払うべき消費税額」にすることが可能となります。
そして、売り上げにどれだけの消費税がかかり、これを自分たちで納税することの公的な証左となるのが「インボイス」であり、インボイスを発行できるのが「適格請求書発行事業者」です。適格請求書発行事業者は、当然ですが消費税の支払い義務が発生します

インボイスを発行できないデメリットとは

当然ながら、売り上げが一定額以下の免税事業者であれば消費税を支払う必要はありませんし、適格請求書発行事業者になる必要はありません。とはいえ、インボイス制度の導入が免税事業者レベルのクリエイターに問題がないと言えば、そういうこともありません。
免税事業者は消費税を納税する義務がないため、当然ですがインボイスを発行することができません。この、インボイスを発行できないためにクリエイターの仕事請負に影響が出ることが、インボイス制度最大の懸念でしょう。

事務所で「画集を出します」というプロジェクトが立ち上がったとします。
画集に参加した作家5人に、一人当たり11万円支払えば、5人で55万円の報酬がかかります。
画集のコンテンツが全部そろい、これを出版社に税抜100万円で売った場合…

事務所は出版社に消費税込みの110万円で売ります。
事務所は消費税分10万円を支払う必要があるのですが…
作家が全員適格請求書発行事業者で、適格請求書登録番号を発行できれば、報酬支払分55万円のうち消費税分にあたる5万を作家側が支払ったという証左を得られるため、事務所は残りの消費税5万円を納税すればよくなります。

110-55-(10-5)=50

手元には50万円が残ります。
しかし、作家が全員免税事業者で、インボイスが発行できない場合、報酬55万円を支払いますが、当然インボイスを得られないため、事務所が消費税額分を負担することになり、

110-55-10=45

手元には45万円が残ります。

簡単にまとめると、インボイス制度を導入することで、クリエイター側に消費税の納税負担を回すことができるようになり、逆を言えば、それが通用しない免税事業者のままのクリエイターは採用を敬遠される懸念が出てくる…

これが「インボイス制度がクリエイターに消費税の支払いを強いる」ことの正体です。

もちろん、インボイスを発行できることのデメリットはあります。
インボイスを発行できるということは、適格請求書発行事業者であり、消費税を納税をしなければならないということ…つまり、免税事業者と同額の売り上げであってもそこから消費税分を差し引かれるということになります。免税事業者程度の収益にもかかわらず、そのうち10%近くを余分に納めなければならないことがどれほどの負担になるか、想像するに容易いものです。(※実際は適格請求書発行事業者の支出分にもインボイス制度が適用されるため、その分消費税額分の納税額は減ります)

インボイス制度導入に伴い、適格請求書発行事業者ではないクリエイターに仕事が回らない風潮が生まれること、適格請求書発行事業者になることを先方から強いられる事例の頻発が、クライアントとクリエイター間のトラブルのもととなることは懸念しています。
ただ、安易にインボイス反対を叫ぶ前に、なぜ反対なのか、本当に反対する必要があるのかを考える必要はあるかと思います。インボイスの問題は、インボイスそのものよりも、利益を追求しすぎるがあまり、クリエイターに負担を強いる体質の助長を懸念しています。特に10月下旬は衆院選もあったこともあり、特定政党への投票を煽るため「インボイス制度導入でクリエイターに消費税が課税される=政府は免税事業者からも消費税分を取り立てる」という短絡化した意見が独り歩きしていたため、この機会に調べてみた次第です。

※(3/7)計算内容を修正しました

参考:インボイス制度とは? 株式会社バルテック
https://www.webjapan.co.jp/blog/what-is-invoice/


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クリエイターとは何者か

皆さん、おはようございます。

名刺

クリエイターという単語を調べると
「Creator」創作する人、作家
などの意味を知ることができます。
クリエイターには、いろいろな種類があります。
楽曲制作者、イラストレーター、動画クリエイター、劇伴作家…そもそも「クリエイター」と名のつく職業名は多くはありません。何かを作り出す職業を総称して、クリエイターと呼びます。

おしまい。

…終わっちゃダメだ。

クリエイターとは何者か

本題に入ります。
クリエイターというけど、イラストを描く人、音楽を作る人…これらを見て、真っ先に思い浮かぶのは「アーティスト」です。確かにアーティスト活動の中に、楽曲やイラストなどを制作するクリエイターとしての仕事が含まれるケースも珍しくありません。
ですが、クリエイターにはモノを創り出す人以前に、その根幹となるものがあります。
それは…

商売人

です。

絵を描く、音楽を作る、映像を作る…それだけでは仕事は成立しません。
仕事を請けるために、ポートフォリオ(作品群)を陳列し、交渉のための窓口を設け、時に営業し、案件が始まれば先方とのやり取りを行い、成果物を提出し、案件をクローズする…世間一般ではクリエイターはクリエイターとしてモノを作ることばかりしか見えないことが多いですが、仕事を請けるプロセスは、中身が少し違うだけで、会社員などと同じシステムの下で進めています。

よく「クリエイターは変わり者が多い」とは言われます。
確かに、斬新なものを生み出すには、人とは違う発想が求められますし、芸能職は往々にして変わり者であることが武器になります。
しかし、変わり者=常識の欠如の免罪符ではありません。
もし、クリエイターが変わり者を免罪符に、常識が欠如した言動を取れば、仕事は切られ、悪名が広まり(いわゆる”干される”)、最悪損害賠償の責を負うことになりかねません。
クリエイターは、会社員と同等の最低限の社会常識を持たないと成立しません。
それが、クリエイターとは商売人である、と思うに至る大きな理由です。

変わり者であることは武器になります。
しかし、そこには社会人としての最低限のマナー・コンプライアンスの遵守が伴ってこそのものです。
誰もがクリエイターとして台頭できるようになった現代、過激な立ち回りや話題性を狙うがあまり、人に迷惑をかけたり、不特定多数を誹謗中傷する発言などが問題となり、それらはSNS上では炎上という形で現れることが多いものです。
ひいてはそれが、「クリエイターとは無責任な連中である」という風潮の助長にもつながりかねません。そうなれば、クリエイターというだけで社会的地位が低くみられ、まともな活動をできなくなってしまうかもしれません。
自分がどれだけストイックに遵守しても、対岸の火事は簡単に飛び火します。

これからクリエイターを志す方には、最低限のルールの順守を忘れず、1商売人として立ち回ることを願うばかりです。クリエイターという仕事に誇りをもって、1商売人としての姿を誇示すれば、モノを作る仕事もきっと安泰でしょう。


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音楽CDはなくなってしまうのか

皆さん、おはようございます。

CD

音楽の享受は、記憶媒体からデータ配信が珍しくなくなってきました。
特に、スマートフォンの普及により、スマートフォン自体が携帯音楽プレイヤーを担うようになっています。
しかも、ひと昔前と違い、インターネットやメールのためにPCを所有する人は大きく減り、音楽CDを再生する環境を持たない人も珍しくはありません。
では、このまま音楽CDは衰退していくのでしょうか…?

結論から行くとNOです。

ダウンロード配信がCDを上回る可能性は十分ありますが、それがCDを駆逐するものとは成りえません。
その大きな理由としては、物理的な媒体であることにあります。
では、CDが衰退せずに残る理由を挙げていきましょう。

1.高音質で視聴できる

ここでいう高音質とは、CD-DA規格の音源、ハイレゾ音源といった、非圧縮形式の内容を指します。
ダウンロード配信では、どうしても通信速度を重視すべく、圧縮形式の音源となることが多いものです。
また、CDの試聴環境はオーディオコンポのような本格的な試聴環境に対しての使い勝手もいいものです。

2.携帯端末のメモリ容量を圧迫しない

mp3形式の圧縮音源は、1分でおよそ1MB…それに対し、非圧縮形式のCD-DA規格の音源では、1分でおよそ10MBと、そのデータ量は10倍となります。ダウンロードにかかる時間、携帯端末のデータ量、月々のデータ通信量といった面では圧縮音源に劣ります。
携帯端末は楽曲を聴くだけではなく、ほかのアプリでもデータ量を圧迫することもあります。

3.携帯端末の音源再生環境

携帯端末の再生環境は、お世辞にも良いとは言えません。
もちろん、携帯端末と外部スピーカーをBluetooth接続して再生する方法もありますが、外部スピーカーの音質にこだわるのであれば、CDを再生する環境を整えるほうが楽ではないでしょうか。

4.ダウンロード音源損失のリスク

CDが残り続けるだろう最大の理由はこれです。
音源を携帯端末にダウンロードしてきても、携帯端末を乗り換えた際にデータ移動をし損ねたり、携帯端末の故障でまるっと損失したりするリスクもありますし、何より音源配信サービスの終了によって聴けなくなるリスクがあります。
CDは決して劣化しないというわけではありませんが、物理的に損壊しない限り、聴き続けることが可能です。

なお、本記事はダウンロード配信への批判でないこと、改めてご了承ください。
ダウンロード配信が主流となることに反対ではありませんが、「ダウンロード配信が主流になるからCDは滅ぶよ!」という意見を目にして、それは違うんじゃないかという想いから、今回の記事に至りました。
ダウンロード配信には、「好きな楽曲を1つの携帯端末に選択して保持しておき、CDと違い物理的に占有しないこと」がその長所と言えるでしょう。あとは、アプリを立ち上げて再生できる、再生までの操作が少ないことも挙げられるでしょう。携帯機器で楽曲を聴くというのであれば、CDを持ち歩く必要がないため、ポータビリティについては圧倒的に軍配が上がります。

新しい技術が出ると、どうしても過去の技術を全否定する意見が出てきてしまうもの。

大切なのは、昔からあるものを昔の技術だからとの理由で安易に切り捨てるのではなく、昔からあるものの良さと、新しい技術の良さを取捨選択して使い分けることにあると思います。


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