皆さん、おはようございます。
師走…
他の月がだいたい「~月」って呼び方をするのに、12月だけ「師走」という書き方をする…
「師走」とは、師=お坊さんが走ると書くほど、忙しい月であることから12月をそう呼ぶことになったようです。しかし、昔から今まで、12月はその名の通り、忙しい状況は全く変わりありません。
でもどうして、師走は忙しくなるのか…
性懲りもなく12月の終わりが忙しくなる理由を、考え直してみようと思います。
師走はなぜ忙しいのか
忙しいのは、やることが多いからです。
ちょっとやることを挙げていきましょう。
年賀状を書く
人によっては100枚を超えるでしょう。
裏面はともかく、住所を印字するとしてもそれだけで時間と労力を食ってしまいます。
大掃除をする
今年の汚れ、今年のうちにとは言うものですが、大掃除をするとなると、部屋だけでなく、台所の機材の汚れやお風呂のカビ取りなど、普段できないところを重点的に行うため、普段の掃除よりも労力は大きくなります。
年内締切の案件が多い
会社勤めであれ、自営業であれ、今引き受けている業務や案件は今年中に解決したいがために、年末近くが案件の締切が多いでしょう。
年を越すので、できるだけ清々しい心で、と考えると、今年の案件は来年に遺したくない、と考えるのは人の常でしょうね。
年末恒例有明のアレ
今まさに追い込んでいる人もいるかと思います。
あまり印刷所の方にご迷惑とならないようお願いします。
消化する時間が御用納めしないと捻出できない
結局はここに行き着くと思います。
年末という年の区切りを迎えるに際して、ここまで挙げてきたタスクが積み重なっているにも関わらず、御用納めまで特別な時間を捻出できず、休日や余暇を見つけて捻出しなければならず、休みを削ることになります。
つまり、師走の忙しさは、年またぎのために消化すべきタスクが積み重なるだけでなく、タスク消化のために余暇が削られ、疲労感に苛まれることも、師走たらしめる要因ではないでしょうか。
もしも、年またぎのためにタスクを積み重ねるにしても、その量を減らしたり、年またぎまでに消化しようという圧迫感を緩和できる、年またぎの準備のために特別な時間が準備できるとすれば、師走が忙しいというイメージが緩和されていくでしょう。
師走は忙しいものかもしれませんが、忙しいものであるべきとは思いません。
時代が変わるのであれば、それに合わせて価値観が変わるのも、十分ありだと思います。
清々しい気持ちで新年を迎えたい思いは、いつの時代も変わりません。
清々しい気持ちで新年を迎えることに、師走が忙しい必要はありません。
それに、楽しく師走を過ごして、清々しく新年を迎えられれば、なお良くありませんか?
新しい時代に沿った価値観を提案し、共有する…それは、新しい時代を生きる人が持つ、権利であると思います。