皆さん、おはようございます。
先のブログ記事で「録音支援プラン」というものをやってみたい、と書きましたが、せっかくなので、録音支援プランに必要なものを考えてみました。
録音支援プランを実施する方法
録音を支援するとなると2つの方法が挙げられます。
- スタジオを持って録音をする
- スタジオに赴いて録音をする
前者に越したことはないですが、莫大な費用がかかるので必然的に後者になります。
更に後者の方法を2つに分けることができます。
- レコーディングスタジオに赴く
- リハーサルスタジオに赴く
このうち前者はスタジオにレコーディングエンジニアを擁しているパターンが基本なので必然的に後者になります。
後者には、リハーサルスタジオ…いわゆるリハスタ、バンド練習などに入るための音楽スタジオの他に、録音の舞台となりうる場所…貸し会議室や個人宅も含まれます。そうなると、必要となる機材は…
持ち歩ける録音機材が必要
録音に必要な機材を持ち歩かなければなりません。
マイク
ボーカルなら1本、楽器録音なら1~2本。
数人規模のコーラスやストリングスアンサンブルを取るなら数本程度は必要になるでしょう。
もちろん、ドラムやピアノの録音には複数のマイクが必要になりますが、だいたいリハーサルスタジオなど、現地調達できる環境であることが多いのでそこは問題になりません。
マイクケーブル
マイクと収音機器をつなぐケーブルです。
マイクの本数分必要ですが、ケーブルの長さも重要なファクターです。短すぎれば作業に支障が出ますし、長いものは単純に重いです。
マイクスタンド
収録するものによって使い分けが必要です。
机の上でナレーションの収録であれば、2~30cm程度の置型を、ボーカルや楽器の鳴りを狙うなら1.5m程度のスタンドが必要になります。コーラスや多人数の音声を収録する環境の場合、2m程度の高さにマイクを置いて録る必要もあります。
ミキサー
ここまで大きくて据え置き型ではないですが…だいたいB4ぐらいの大きさの、マイクを繋げて、作業機に送るための中継用機材です。
当然ながら、マイクの数≦ミキサーのマイク入力である必要があります。
ミキサーにはフェーダーやダイヤル部など、マイクで拾った音の音量を調整したり、ものによっては余計な低音をカットするなどの音質調整ができるものもあります。
ノートPC(Mac含む)
収録した音声はミキサーを経由してノートPC上で処理され、保存されます。
なので、録音した音を保存し、編集できるソフトも必要になります。
他に、演奏者やボーカルに演奏以外のオケの音を聴かせるためのヘッドホン、ノートPCからオケを流しヘッドホンに伝えるためのヘッドホンアンプなどがあります。
どれも高価なものが多いですが、とりわけ高価なものはやはりノートPCですね。
ミキサーについては携行できるものを前提とすれば必然的に大きさや値段が絞られてきますし、マイクは安いとは言えないものの、とっておきのものを1,2本持っておけばなんとかなります。
でも、最大の問題点は…
携行できるけど重い
ということに尽きると思います。
車を用意すれば解決しますが、そこまで行くとPA業になってしまい、全く別の業界となるので、あくまでも楽曲制作支援のための、小回りの効く個人単位での請負メインとしての規模を守っていきたいと思います。何より、車の維持費が高いですから。
なお現在は、ハンディレコーダー+マイクという、シンプルな外部録音環境なので、録音業務自体は問題ないのですが、いかんせん「録音業務っぽい見た目」に欠けるのが悩みどころです。
マイスタジオを持って録音業務、やってみたいですね。