掃除しました(11月)

皆さん、おはようございます。

朝晩が冷えてきました。
風が身に染みます。

週末にゴミ拾いをすることには、理由があります。
ひとつは、前回の通り、増えた袋を消化するため・健康維持の散歩を兼ねるため…
そしてもうひとつは、地域の治安を維持するため。

治安を維持するというと大げさかもしれませんが、常にゴミが散らかっている地域は、軒並み治安が悪い印象を受けます。治安が悪くなった地域からは人が去り、治安の悪化を止められず助長されるようになる…そんな悪循環を生みかねません。
逆を言えば、高々ゴミ拾いひとつで、治安を維持することは可能です。治安が悪い印象を与えないこと、何かがあっても対応する、目を光らせている環境があることを印象付けられるからです。
それでも、治安維持よりも大きな目的は、住んでいる環境をきれいにすることの清々しさです。

今回の清掃作業でも、ビニール袋がいっぱいになるほどのごみを拾いました。
その中でもとりわけ目立つのは、やはりタバコの吸い殻です。あろうことか、もみ消さずに捨てられたものが目立ちました。
この時期、空気が乾燥し始めます。もみ消されずに捨てられたタバコというのは、始末されていない火種を投棄したこととイコールです。もしこれが身近な燃えやすいものの在処まで転がっていったらどうなるでしょうか…
それは安易に想像できることだと思います。
昨年度、足利市内で発生したタバコのポイ捨てによる山火事が全国区で報じられたのは記憶に新しく、焚き火の不始末が山火事につながった事例もありました。タバコのポイ捨ては、規模こそ小さいものの最も身近にある火種と言えるでしょう。
タバコに関しては近年、健康増進法施行により目に見えて追いやられている印象がありますが、そもそも副流煙をほかの人に浴びせない、ほかの人に浴びせるような吸い方をしない、吸殻をポイ捨てないことは至極当たり前のことであり、守られなければ様々な方法で喫煙者が追いやられていく動きにつながるのも無理ありません。このままでは、そう遠くない未来に、タバコそのものが失われることも考えられます。

もちろん、タバコに限らず、ポイ捨てをしないことは大切です。
ボランティアなり業務なりで掃除をする人は、決してポイ捨てする人の後始末を担っているのではありません。
ポイ捨てをしなければ、掃除をする人の労力も減ります。そしてそれは、一人一人が少し心がけるだけで達成することが可能です。

その指標を、大人が率先して示していきましょう。

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