紙のメモとメモアプリ、どちらがいい?

皆さん、おはようございます。

時折沸き起こる、「アナログ」VS「デジタル」の争い…

特に顕著なのはお金で、現金を用いて支払うアナログと、支払系アプリや交通系ICを用いるデジタルで、人によってはどちらか片方を使うケースもあります。前者は使用できる局面が多いが物理的に所持しなければならない、後者は現金そのものを持ち歩かなくて済むが、対応していない局面や災害時には使用できない点が挙げられます。
ただ今回は、何かアイデアなどを記録する際に使用する、メモ帳について考えてみたいと思います。

メモなどのアナログ媒体

長所としては、何といってもその手軽さです。
紙と筆記具があれば、必要なことをメモしたり、ひらめいたアイデアを記録したりできます。
それだけでなく、紙面の上で絵や図を描いたり、計算したりすることが可能で、多次元なデータの記録が可能となっています。
欠点としては、紙か筆記用具が必要であり、どちらかが欠けるとその機能を失うこと、間違った場合の修正を行うと汚く残ること、何より、物理媒体なので散らばるなどの管理の煩雑さがあります。

メモアプリなどのデジタル媒体

長所としては、アナログの真逆で、長い文章であっても人によっては手書きよりも早く、内容を修正する場合でも文字を消して入力し直せばきれいに修正が可能です。
そして、物理媒体ではないので、入力に必要な機材があれば使用できるうえ、いくらでも保存ができ、部屋を散らかさない点が大きいです。
欠点としては、絵や図を書き込む場合にはコストが高く、紙媒体に書き込む場合と比べて自由度が下がる点、いくらでも保存ができる反面、データ数が増えて情報にアクセスしづらくなる、ぱっと見で必要か不要かを判断しにくい点が挙げられます。

ちなみに、メモ帳とメモアプリは、両方使い分けしています。

プロジェクトの内容をまとめるなど、情報量が多い場合には、ルーズリーフなどの大きめの紙を使い、今日やるべきタスクについては、メモ帳に書き出すか、付箋に書いてカレンダーに貼り付けています。
アナログ媒体の利点は、視界に入る情報量の多さです。
大きめの紙であれば、プロジェクトに関する内容をメモして、適宜図を描いたり、赤ペンで補足したりできます。これはデジタルでも同じことができるとはいえ、思いついたものをすぐに出力するという敏捷性については圧倒的です。
付箋やメモ帳であれば、今日やるタスクなどが一目でわかり、消化したら捨てることで、視覚的にスケジュールを把握することができます。付箋には文字だけでなく色も情報として扱えるため、カテゴリごとに付箋の色を使い分ければ、情報の整頓にも役立ちます。

一方、メモアプリを使用する場合は、主に出先で行っています。
冬場はともかく、夏場はメモ帳と筆記用具を携行するのが難しいため、物理的な筆記具を持てない場合においては、スマートフォンのメモアプリに手軽に記録できるメリットが大きくなります。また、冬場においても、メモ帳と筆記用具を紛失するリスクがあります。
但し、メモアプリは入力した情報を赤ペンで補足するなどの応用が利きにくい操作性の低さがデメリットになることがあります。また、ずっと前に完了した内容のメモがずっと残っているなど、管理が行き届かないこともあります。
ただ、物理的に記入した内容を清書するなど、成果物として仕上げる場合には、編集性の高さや見栄えなど、圧倒的にデジタル媒体に軍配が上がります。

このように、アナログかデジタルかの問題は、往々にして一方を支持し、もう一方は排除しがちになりますが、それぞれの利点を存分に活かすことが可能となります。反面、利点を存分に活かしきれないと、アナログとデジタルの欠点だけを引きずる非効率的な作業に飲み込まれかねません。


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(2025)参議院議員選挙に投票に行きました

皆さん、おはようございます。

選挙

7/20に行われる参議院議員選挙の期日前投票に行ってきました。
米問題や減税や給付金などの直近の景気対策問題、外交問題、サーバー条約に関する表現問題など、様々な課題が問われる中での選挙だと思います。
※参議院議員は任期は6年ですが、3年ごとに半数の議員を選び直します。そのため、3年前に当選した議員は対象外なので選挙には出てきません。

自分の中でこの人になら政治を任せられると思った人を、小選挙区、比例代表共に投票してきました。聖人君子ではないので、当然ながらこの政党やこの人物には投票したくない、というのはあります。自分の指標の中で、この人ならこの公約を掲げるなら信じたい、という思いを投票に込めてきました。

国会議員の選挙のたびに、国政の行く末を憂う声が聞かれますが、にもかかわらず、投票率は決して高いとは言えません。むしろ投票に行かない人が周りにいても珍しくないでしょう。
そこには、自分の1票があってもなくても政治は変わらないという、諦観にも似た思いがあるかとは思います。しかしながら、こう言いたいのです…

今は確かに自分たちのために政治をしてくれない。
だが、自分たちに向いた政治をするチャンスは絶対に訪れる、その時のために投票に行け、と。

高齢者向けの施策が多いと言われるのは、単に高齢者の方が絶対的な人数が多く、それでいて投票率も高いからです。
確かに現役層では投票のためには休日などの時間を作って投票に行かねばならず、投票というアクティビティを行うためのコストが高いのはありますが、結局のところ高齢者層が票田になるということを認識している以上、高齢者向けの施策となり、現役層を軽視される結果となりかねないのはある種自然の判断と言えます。そりゃそうでしょう、100の労力で得られる得票が、高齢者は100、現役層は60だったら、当選のためにどちらにコストを割きたいか。

但し、高齢者層が票田とはいえ、時間経過で枯れる票田です。そうなれば必然的に、新しい票田を探すこととなります。その時に、どの票田に目を付けるでしょうか…

…当然ですね。
人数、投票率が多い層へとアプローチをかけることとなるでしょう。
その時にもし、自分たちの層の投票率が低かったら…残念ながら魅力的な票田の二の次となるでしょう。それを防ぐためにも、投票に行け、そう言わなければなりません。どの世代も等しく行政により手厚く保護されるべきではありますが、着手のための優先度は必ず発生します。
投票権があるにもかかわらず、投票にもいかないのであれば、決して政治は良くなりません。何より、今の政治に対して文句を言う資格などありません。

確かに、だれに投票するかを考えるのは難しいです。
それでも、考えに考えて、その1票を投じてください。

その1票は確実に、未来を変えます。


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楽曲制作の仕事にどれだけのコストがかかったのだろうか

皆さん、おはようございます。

小銭

楽曲制作をすることを業務としているNRTサウンドですが、そもそも楽曲制作の仕事を立ち上げるにおいて、どれだけのコストがかかったのでしょうか…

まずは機材です。
楽曲制作用のコンピュータと、楽曲制作用のソフトウェア、入力用のデバイス、出力用のモニタースピーカーに、オーディオインタフェースといった、楽曲制作のインフラに大きな費用が掛かっています。
そして機材もさることながら、ホームページの運用費用、セミナーやイベントへの参加といった宣伝広告に関する費用も掛かってきます。
もちろん、コンピュータなどのインフラは長い目で見れば消耗品なので、定期的に買い替えが発生します。これらインフラや宣伝広告などに関する費用を制作報酬で賄い、もちろん、家賃や光熱費など、生活に必要な資金にもかかってきます。
なので、楽曲制作の報酬には、制作に必要な時間だけではないコストへの充当も必要となってきます。

おしまい。

…終わっちゃダメだ

肝心なコストが残っている

ここで大切なのは、「なぜ楽曲制作の仕事を志すに至ったか」ということです。
単純に考えれば、「楽曲制作の仕事を請け負い、報酬を頂くことができる」と考えるに至るバックグラウンドがあるからでしょう。そのバックグラウンドに相当するのが、楽器演奏や音楽知識と言った、楽曲制作を支える知的技術的なバックボーンです。
では、そのバックボーンを培うのに、どれだけのお金と時間がかかったのでしょうか…

子供のころから音楽に親しみ、音楽系の習い事をした、人によっては音大や音楽の専門学校を出たなど、楽曲制作のバックボーンとなりうる物事に関するコストは、決して安くはありません。
それを考えると、楽曲制作での仕事については、過去に培ってきた楽曲制作に対するバックボーンへの費用を賄うという意味合いも含まれるでしょう。それを踏まえれば、仕事を請け負うために無償依頼や安請負を提示することは決してあり得ません。
そして、過去に対する賄いだけでなく、今後の楽曲制作スキル向上のための勉強、いい機材の導入、新しいサービスへの投資などを考えると、楽曲制作の仕事は正当な対価を頂かないと成り立たないと考えるには容易いでしょう。

制作の依頼は決して、安くはありません。
しかしながら、なぜこの金額を提示するのか、高いと思われる額面には決して、儲けを厚くするという意味合いではなく、過去や現在、未来に対する充当の意味合いが含まれることを、ご理解いただけますと幸いです。


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ストリートピアノの存在について

皆さん、おはようございます。

ピアノ

ツイッター(X)でストリートピアノに関する掲示が波紋を広げています。

内容としては、フードコート内にあるストリートピアノについて、「下手な演奏に対しクレームが入っている、練習は家でやってくれ(要約)」とのことです。

これについては、ストリートピアノの管理者に対し反対の立場を呈します。

ストリートピアノは、誰でも弾けるようにと置いてあり、演奏については制限は設けられていません。上手下手問わず、誰が弾くこともできます。これに対し、演奏技術をもって足切りをしようということを管理者が提示することは、ストリートピアノの存在意義そのものに反します。もし演奏が下手なケースが多く、騒音として看過できないレベルというのであれば、直ちに期限を設けた撤去を行うべきですし、そういったケースも十分に想定されたはずです。

また、ストリートピアノは、経済的理由などでピアノを弾けない、家に置くことができない人がピアノに触れられる場でもあります。言ってみれば、音楽を嗜むことへの入り口とも言えるでしょう。こういう心無い言い分は、そういった機会を損失させることにもつながります。

当該ツイートに対しコメントでの指摘がありましたが、もしストリートピアノの目的が、名も知らない人の上手い演奏をフードコートに届けるBGMとしたいというのであれば、そのようなうまい演奏をタダで享受しようという考え自体、烏滸がましいと喝破せざるを得ません。商業に携わる者として、あるまじき姿勢です。

過去のツイートには、ストリートピアノとして設置したが、ぞんざいに扱ったり占有したりといった迷惑行為に対し、注意喚起をする旨の内容もありました。そこについては、ぞんざいに扱わないでほしい、10分以上占有しないでほしい、目に余る場合は賠償も検討するといった、至極まっとうな内容でした。
ただ今回は、明らかに下手な演奏そのものを否定…ましてや「苦音」などと造語を使ったうえでの掲示である以上、ストリートピアノとしてのポリシーを全否定したものです。
音楽を音が苦にする、音楽に携わる者の風上にも置けません。

音楽は、人の心や生活を豊かにします。
世界に名高い名ピアニストであっても、それこそ件の文面で叩かれるような演奏をしていた時期があったかもしれません。
音楽は音を楽しむであり、音が苦であるべきではない、改めて主張する次第です。


追記

本件について、話題となった2日後の25日火曜日、管理者から一連の騒動に関する謝罪のツイートと、ピアノの撤去を進める旨の言及がありました。
運営体制の是正と、ストリートピアノの何たるかを再認識し、今後正しい形での文化の促進に寄与することを、切に願います。


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ブログの方向性を考える

皆さん、おはようございます。

分岐点

おおよそ週1で更新している本ブログですが、記事を確認するとふと思うのが…

いやぁ、「雑記」に相当する記事が多いな、って。

楽曲制作者のブログ記事なので、やはり業務や楽曲制作、音楽に関する話題が多い方がいいかなとは思うところですが、正直なところ、楽曲制作者だから、という話題に固まるのは極力避けたい、と考えるところはあります。

  • 情報の供給が行き過ぎた内容になる
  • 楽曲制作者と関係ない人を遮断する懸念がある
  • ネタ切れしやすく、更新が滞る要因となる

とは言ったものの、楽曲制作者として雑記ばかりなのもなんだかなぁ…と思うところはあり、何かしらの方針転換は必要かなとは考えるところです。

だとすると、どういった感じに、ブログ記事を展開していくか…
ふと、過去の内容を振り返ってみます。

  • M3やコミケなどのイベント参加情報…これは楽曲制作と関係するなぁ
  • オーディオストックへの投稿情報…楽曲制作と関係するけど、記事の絶対数が少ない
  • 奉仕活動…月1で投稿していたけど、楽曲制作は関係ない
  • 仕事に関するコラム…事業の概念には関わるけど、楽曲制作に直接は関係しないか

ひとまず、音楽や楽曲制作の仕事に密接な記事を増やしていきたいと思うところですね。
これまで、楽曲制作と関係がない記事を多く投稿していたのは、楽曲制作とは縁遠い場所のクライアントを謝絶するのを防ぐためともありましたし、何より、音楽系や楽曲制作関連で、情報が被らない内容とすると、更新するネタが無くなり、長期間のブログ放置になりかねないためでした。
あとは…ブログ記事カテゴリも整頓したいところです。

ただ、現在は記事作成開始から30分程度で完了する程度のボリュームにすることで、1件1件が重荷にならないようにして、更新ペースを維持することを心がけています。更新ペースを維持するということは、コンスタントに新しい情報を提供するという状態をつくることにつながり、それが、NRTサウンドのサイトにアクセスすることへの重要性へとつながります。

そうですね…楽曲制作に関する内容の序盤辺りは記事にできそうでしょうか。


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CMの常套手段に対する違和感

皆さん、おはようございます。

こちらをご覧ください。

昨今、スマートフォンで調べ物をするケースがマジョリティとなり、PCを持っていない人も珍しくはありません。「若者はコンピュータに強い」とは言われますが、それも30代~が当てはまることが多く、ゆくゆくはその言葉も消えることでしょう。

しかしながら、CMでは「~で検索」という表現は必ず、文字を入力→検索ボタンにマウスポインタが向かう→クリックして検索ボタンを押す、という表現になります。当たり前ですが、スマートフォンにはマウスポインタはありません。

ではなぜ、このようなことが起こるのでしょうか…
自分なりに考えてみました。

CMなどの商業的な動画制作は、基本的にはコンピュータを使用します。尺の短い動画なら個人レベルでも何とかなりますが、商業制作をする現場ではコンピュータを使用するのが基本です。
つまり、制作する側にはコンピュータがあるのは当たり前で、実際の調べ物もコンピュータを叩いて行うことが多いでしょう…そういう環境からは、「検索=コンピュータで行うもの」というイメージが定着するのは無理ありません。そうなれば、画像のような表現が起こるのも必然です。

NRTサウンドのサイトは、基本的にコンピュータで更新をし、コンピュータで見た目を確認していますが、スマートフォンでの表示確認も適宜行っております。
今後は、コンピュータを使わずに商談から何から完結するクライアントが出てくることも、珍しくはなくなるでしょう。


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