皆さん、おはようございます。

楽曲制作をすることを業務としているNRTサウンドですが、そもそも楽曲制作の仕事を立ち上げるにおいて、どれだけのコストがかかったのでしょうか…
まずは機材です。
楽曲制作用のコンピュータと、楽曲制作用のソフトウェア、入力用のデバイス、出力用のモニタースピーカーに、オーディオインタフェースといった、楽曲制作のインフラに大きな費用が掛かっています。
そして機材もさることながら、ホームページの運用費用、セミナーやイベントへの参加といった宣伝広告に関する費用も掛かってきます。
もちろん、コンピュータなどのインフラは長い目で見れば消耗品なので、定期的に買い替えが発生します。これらインフラや宣伝広告などに関する費用を制作報酬で賄い、もちろん、家賃や光熱費など、生活に必要な資金にもかかってきます。
なので、楽曲制作の報酬には、制作に必要な時間だけではないコストへの充当も必要となってきます。
おしまい。
…終わっちゃダメだ
肝心なコストが残っている
ここで大切なのは、「なぜ楽曲制作の仕事を志すに至ったか」ということです。
単純に考えれば、「楽曲制作の仕事を請け負い、報酬を頂くことができる」と考えるに至るバックグラウンドがあるからでしょう。そのバックグラウンドに相当するのが、楽器演奏や音楽知識と言った、楽曲制作を支える知的技術的なバックボーンです。
では、そのバックボーンを培うのに、どれだけのお金と時間がかかったのでしょうか…
子供のころから音楽に親しみ、音楽系の習い事をした、人によっては音大や音楽の専門学校を出たなど、楽曲制作のバックボーンとなりうる物事に関するコストは、決して安くはありません。
それを考えると、楽曲制作での仕事については、過去に培ってきた楽曲制作に対するバックボーンへの費用を賄うという意味合いも含まれるでしょう。それを踏まえれば、仕事を請け負うために無償依頼や安請負を提示することは決してあり得ません。
そして、過去に対する賄いだけでなく、今後の楽曲制作スキル向上のための勉強、いい機材の導入、新しいサービスへの投資などを考えると、楽曲制作の仕事は正当な対価を頂かないと成り立たないと考えるには容易いでしょう。
制作の依頼は決して、安くはありません。
しかしながら、なぜこの金額を提示するのか、高いと思われる額面には決して、儲けを厚くするという意味合いではなく、過去や現在、未来に対する充当の意味合いが含まれることを、ご理解いただけますと幸いです。