皆さん、おはようございます。
9月は案件が立て込んでいたこともあり、ようやく落ち着きつつある頃合です。
今日は、毎月実施している奉仕活動ではなく、PC内部の掃除について。
ノートPCの場合などは縁が薄いかもしれませんが、タワー型のPCは拡張性がある分本体が大きく、吸気もものすごい量なので必然的にホコリが溜まります。特にCPUファンや空冷機構(アルミ板による放熱部)の排熱板の隙間は、ホコリが溜まると放熱効率が落ち、CPUが過熱して全体のパフォーマンスが低下、最悪PCそのものが破損しかねません。
もちろんホコリが溜まることによるショートなども怖いところです。なので、掃除に踏み切りました。
まずは電源ケーブルを抜き(重要)、PC本体を掃除機で掃除。
吸気口付近はホコリが付着しています。外観のホコリを吸い取ったら、PC本体の側面の蓋を開けます。
PC本体の蓋を開けると、中央部に銀色の板が何枚も据えられたパーツに、大きめのファンが付いています。これがCPUです。ファンの羽についたホコリを拭きとり、排熱板の隙間に紛れたホコリをエアダスターで吹き飛ばしていきます。吹き飛んだものは掃除機で吸い取ります。
続いて、背面付近にあるグラフィックボード…複数の画面を素早く描画するため、CPUに並び熱を持ちやすいパーツです。ファンが付いているので、ここもエアダスターでほこりを除去。
内部のホコリを粗方除去したら、ふたをして掃除終了です。
さて、この時期にPC内部を掃除した理由ですが…PC周りのセットアップを直すついでというのもありましたが、「冬が来る前にPC内部の掃除を行うこと」が重要だからです。
PCは言うまでもない、精密機器が集約された機械です。大体大掃除のタイミングにかこつけて掃除をすることが多いかと思いますが、寒い季節にPCの掃除を行うことはリスクを伴います。
…そうです、静電気の危険性です。
静電気とは瞬間ではあるものの、何万ボルトもの高電圧を持った放電現象です。スマートフォンの画面を指で操作した時、それに従ってスマートフォンを操作できるのは、人体内部の静電気を感知しているからです(そのため、爪でタップしても全く反応しない)。少なからず人体は静電気を帯電しています。冬場という乾燥した季節、着込む量が多く、帯電しやすい素材が多い服を着ることが多い時期にPCの掃除をすればどうなるでしょうか…
一発バチっとすれば、機材は即終了です。もちろん、バチっと行かなくともふとした瞬間にパーツに触れたことでパーツが破損してしまうことにもなりかねません。過去に、PC内部の掃除やパーツの付け替えの際に、バチっと行かなかったもののメモリを2枚ほどダメにした経験があります。
なので、季節的に静電気が発生しにくいこの時期にPC内部の掃除を行うことで、リスクの高い時期を避けることができるということです。
但し、PCを開けるということは、内部部品に触れて故障するリスクがあることには変わりありません。作業に不安がある場合は、PCショップのクリーニングサービスを受けるのがいいでしょう。
…それでも、ひと昔前に比べて、PCを持っていない人、増えた気がします。PCでできることの大部分はスマートフォンでできるようになったから、というのが大きいのかもしれません。