確定申告してきました

皆さん、おはようございます。

小銭

この時期恒例、確定申告の季節となりました。
簡単に言うと、個人事業者などの勤労収入のある人が、この1年にどれだけ事業で利益を上げたのかを申告して、納税のための手続きをする事務作業です。
会社員やアルバイトなど、勤務する体系の場合は給与の段階で所得税が課税され、その分を引いた額面が支払われますが、自営業など売り上げ(粗利)がそのまま確保される※場合は、その売り上げに相当する分に課税されます。
(売上から経費などを差し引いた額によっては納税額がほとんど発生しない場合もあります)
※制作報酬受領の際に所得税分が差し引かれる場合もあります

もっとざっくり簡単に言うと
・事業の売り上げ(収入)から
・事業に必要な経費(材料費やランニングコストなどの支出)を引いて
・相応の税金を算出して支払い手続きに入る
ということです。

今年も確定申告を完了し、2022年も頑張ります。

本編はここでおしまいです。

インボイス制度とは

去年10月下旬にインボイス制度が話題となりました。

「インボイス制度の導入でクリエイター(免税事業者※)も消費税の支払いをさせられる」という話でしたが、結論から言えばインボイス制度導入自体がクリエイター(免税事業者)に消費税負担を課することはありません。但し、先方から適格請求書発行事業者への登録を求められる過程で、免税事業者と同様の売上額にもかかわらず消費税を納税させられるようになる可能性はあります
※免税事業者:納税対象の前年~納税対象の当年の6月までの売り上げが1000万円以下の個人及び法人のこと
「駄菓子屋でお菓子を買ったときは消費税を取られなかった」という経験があると思いますが、そういうことです。

インボイス制度とは、事業者が仕入れの際に下請け孫請けの取引の際の消費税納税証左をもって適切な税額を負担するための制度です。簡単に言うと、インボイス制度の利用により「事業者が売り上げた額面に対する消費税額-仕入れまでにかかった下請以下が支払った消費税額=事業者が支払うべき消費税額」にすることが可能となります。
そして、売り上げにどれだけの消費税がかかり、これを自分たちで納税することの公的な証左となるのが「インボイス」であり、インボイスを発行できるのが「適格請求書発行事業者」です。適格請求書発行事業者は、当然ですが消費税の支払い義務が発生します

インボイスを発行できないデメリットとは

当然ながら、売り上げが一定額以下の免税事業者であれば消費税を支払う必要はありませんし、適格請求書発行事業者になる必要はありません。とはいえ、インボイス制度の導入が免税事業者レベルのクリエイターに問題がないと言えば、そういうこともありません。
免税事業者は消費税を納税する義務がないため、当然ですがインボイスを発行することができません。この、インボイスを発行できないためにクリエイターの仕事請負に影響が出ることが、インボイス制度最大の懸念でしょう。

事務所で「画集を出します」というプロジェクトが立ち上がったとします。
画集に参加した作家5人に、一人当たり11万円支払えば、5人で55万円の報酬がかかります。
画集のコンテンツが全部そろい、これを出版社に税抜100万円で売った場合…

事務所は出版社に消費税込みの110万円で売ります。
事務所は消費税分10万円を支払う必要があるのですが…
作家が全員適格請求書発行事業者で、適格請求書登録番号を発行できれば、報酬支払分55万円のうち消費税分にあたる5万を作家側が支払ったという証左を得られるため、事務所は残りの消費税5万円を納税すればよくなります。

110-55-(10-5)=50

手元には50万円が残ります。
しかし、作家が全員免税事業者で、インボイスが発行できない場合、報酬55万円を支払いますが、当然インボイスを得られないため、事務所が消費税額分を負担することになり、

110-55-10=45

手元には45万円が残ります。

簡単にまとめると、インボイス制度を導入することで、クリエイター側に消費税の納税負担を回すことができるようになり、逆を言えば、それが通用しない免税事業者のままのクリエイターは採用を敬遠される懸念が出てくる…

これが「インボイス制度がクリエイターに消費税の支払いを強いる」ことの正体です。

もちろん、インボイスを発行できることのデメリットはあります。
インボイスを発行できるということは、適格請求書発行事業者であり、消費税を納税をしなければならないということ…つまり、免税事業者と同額の売り上げであってもそこから消費税分を差し引かれるということになります。免税事業者程度の収益にもかかわらず、そのうち10%近くを余分に納めなければならないことがどれほどの負担になるか、想像するに容易いものです。(※実際は適格請求書発行事業者の支出分にもインボイス制度が適用されるため、その分消費税額分の納税額は減ります)

インボイス制度導入に伴い、適格請求書発行事業者ではないクリエイターに仕事が回らない風潮が生まれること、適格請求書発行事業者になることを先方から強いられる事例の頻発が、クライアントとクリエイター間のトラブルのもととなることは懸念しています。
ただ、安易にインボイス反対を叫ぶ前に、なぜ反対なのか、本当に反対する必要があるのかを考える必要はあるかと思います。インボイスの問題は、インボイスそのものよりも、利益を追求しすぎるがあまり、クリエイターに負担を強いる体質の助長を懸念しています。特に10月下旬は衆院選もあったこともあり、特定政党への投票を煽るため「インボイス制度導入でクリエイターに消費税が課税される=政府は免税事業者からも消費税分を取り立てる」という短絡化した意見が独り歩きしていたため、この機会に調べてみた次第です。

※(3/7)計算内容を修正しました

参考:インボイス制度とは? 株式会社バルテック
https://www.webjapan.co.jp/blog/what-is-invoice/


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掃除しました(2月)

皆さん、おはようございます。

冬の日の終わりを予感させる日。
動いた時に実感する、汗ばむような体感。

先週は雪や雨が降ることが多かった反面、今週は晴天が多く、そのせいかやっぱり多いのは、タバコの吸い殻。
食べ物のゴミを拾うことはありますが、その件数よりも圧倒的に多い、タバコの吸い殻。
なぜ、ゴミをポイ捨てすることはダメなのに、タバコの吸い殻となるとそれを考えないケースばかりなのでしょうか。
そこが意識されれば、ゴミ拾いの労力も、ずっと少なくなるでしょう。

店は地域社会のインポーター

Inporter その意味は「輸入者・輸入業者」

以前、11月分の掃除報告で、「常にゴミが散らかっている地域は治安が悪い印象を受ける」と書いたことがあります。ゴミが散らかる原因は、大きく分けて2種類です。
1.地域住人がごみを散らかす
2.地域にくる人がごみを持ち込む
今回は、2.についてお話します。

清掃活動をしていると、ゴミが特に多い場所が決まっています。
それは、幹線道路沿いでも、交差点でもなく…コンビニなどのロードサイドの店舗です。

地域の清掃活動をすることで、その地域の治安を守ることは可能です。
では、その地域住人が揃ってごみを捨てなくなれば、果たしてその地域ではポイ捨ては起こらないのでしょうか。

結論から言えば、その答えは「NO」です。
なぜなら、外からくる人が、ゴミを捨てる可能性があるからです。
そして、外からくる人がごみを捨てる…その場所のひとつが、ロードサイド店舗です。

ロードサイド店舗がごみのポイ捨てを助長するというわけではありません。
しかしながら、ロードサイド店舗の駐車場には、タバコの吸い殻やゴミが落ちているケースが多く、ひどいケースに至っては、明らかに灰皿からぶちまけたような捨てられ方をしていることもあります。
この状況を放置していれば、必然的に「その地域にごみが散乱している状況」に直結します。
もしゴミが散らかっていることと治安の悪さに相関性がある場合、地域住人の努力にもかかわらず、「外からごみのポイ捨てが持ち込まれ、徐々に地域の治安が悪化していく事態にもつながりかねません。
それを考えると、治安の悪さを輸入する「インポーター」となりうる、ロードサイドの店舗には、地域社会の治安をも左右しかねない責任があるように思えます。逆を言えば、そういった店舗が店やその周辺の清掃に努めることで、この地域は治安の悪さを輸入しないという意思の表明となり、その地域の治安は安定するでしょう。

ごみを捨ててはいけません

こんな簡単なことを、なぜ大人ができないのでしょうか。


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クリエイターとは何者か

皆さん、おはようございます。

名刺

クリエイターという単語を調べると
「Creator」創作する人、作家
などの意味を知ることができます。
クリエイターには、いろいろな種類があります。
楽曲制作者、イラストレーター、動画クリエイター、劇伴作家…そもそも「クリエイター」と名のつく職業名は多くはありません。何かを作り出す職業を総称して、クリエイターと呼びます。

おしまい。

…終わっちゃダメだ。

クリエイターとは何者か

本題に入ります。
クリエイターというけど、イラストを描く人、音楽を作る人…これらを見て、真っ先に思い浮かぶのは「アーティスト」です。確かにアーティスト活動の中に、楽曲やイラストなどを制作するクリエイターとしての仕事が含まれるケースも珍しくありません。
ですが、クリエイターにはモノを創り出す人以前に、その根幹となるものがあります。
それは…

商売人

です。

絵を描く、音楽を作る、映像を作る…それだけでは仕事は成立しません。
仕事を請けるために、ポートフォリオ(作品群)を陳列し、交渉のための窓口を設け、時に営業し、案件が始まれば先方とのやり取りを行い、成果物を提出し、案件をクローズする…世間一般ではクリエイターはクリエイターとしてモノを作ることばかりしか見えないことが多いですが、仕事を請けるプロセスは、中身が少し違うだけで、会社員などと同じシステムの下で進めています。

よく「クリエイターは変わり者が多い」とは言われます。
確かに、斬新なものを生み出すには、人とは違う発想が求められますし、芸能職は往々にして変わり者であることが武器になります。
しかし、変わり者=常識の欠如の免罪符ではありません。
もし、クリエイターが変わり者を免罪符に、常識が欠如した言動を取れば、仕事は切られ、悪名が広まり(いわゆる”干される”)、最悪損害賠償の責を負うことになりかねません。
クリエイターは、会社員と同等の最低限の社会常識を持たないと成立しません。
それが、クリエイターとは商売人である、と思うに至る大きな理由です。

変わり者であることは武器になります。
しかし、そこには社会人としての最低限のマナー・コンプライアンスの遵守が伴ってこそのものです。
誰もがクリエイターとして台頭できるようになった現代、過激な立ち回りや話題性を狙うがあまり、人に迷惑をかけたり、不特定多数を誹謗中傷する発言などが問題となり、それらはSNS上では炎上という形で現れることが多いものです。
ひいてはそれが、「クリエイターとは無責任な連中である」という風潮の助長にもつながりかねません。そうなれば、クリエイターというだけで社会的地位が低くみられ、まともな活動をできなくなってしまうかもしれません。
自分がどれだけストイックに遵守しても、対岸の火事は簡単に飛び火します。

これからクリエイターを志す方には、最低限のルールの順守を忘れず、1商売人として立ち回ることを願うばかりです。クリエイターという仕事に誇りをもって、1商売人としての姿を誇示すれば、モノを作る仕事もきっと安泰でしょう。


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wav?mp3?midi?

皆さん、おはようございます。

五線譜とキーボード

(いわゆる)音楽ファイルというと、この3つの拡張子のファイルをよく目にするかと思います。
しかし、大体は「再生すると音楽が流れる」という程度で、おそらく詳しくは知らない方が多いのではないでしょうか。
今回はこの3つのファイルの違いを説明しましょう。

wavファイル

非圧縮型波形ファイルのこと。
録音した音声をデジタルデータに変換したものです。1秒間をサンプリング周波数と呼ばれる回数、音量ビットに記録していく…と言葉で説明してもわかりにくいですね。
簡単に言うと、音声をデジタルデータとして保存したものですが、サンプリング周波数や音量ビット数という数値に落とし込んでいくため、元の音声と比べると落とし込んだタイミングで多少変化します。
例を出すと、音楽CDの規格であるCD-DA規格のwavファイルでは、サンプリング周波数は44100Hz…これは、最大で20500Hzの音まで再生できますが、サンプリング周波数を24000Hzにすれば、12000Hzを超える音域は聞こえなくなります。(※厳密に全く聞こえなくなるわけではありません)また、音量ビット数を減らすと、音量の抑揚が狭くなります。極端な話、2bitにすると、「無音」「小さい音」「大きい音」「最大音量」まで音量差が修正されてしまいます。
当然ながら、サンプリング周波数やビット数を増やすほど、元の音に近しい音質で保存できますが、その分だけ再生する機器のスペックを必要としますし、何よりファイルが重くなります。

mp3ファイル

圧縮型波形ファイルのこと
wavファイルと比べて1/10程度の容量(1分1MB程度)で、聴いた感じ劣化しているように聴こえないため、携帯プレイヤーなどで用いられることが多いものです。
大体128kbps(CD-DA規格が1411kbps)が標準的で、320kbpsではCD-DA規格のwavファイルと遜色ないのに容量は1/4以下というものですが、人によっては解像度の高いmp3でさえもwavと区別がつくと言われています。

midiファイル

実は音声ファイルではなくて、その正体は「楽譜」です。
簡単に言うと「このパートはこの楽器で、このように鳴らせ」という演奏情報の詰め合わせです。
wavやmp3と比べると、楽曲にもよりますが5分程度で100kb未満という圧倒的な軽さで、個人ホームページのBGMで使用していたというケースもあったのではないでしょうか。
但し、midiファイルはあくまでも「楽譜」であり、音声ファイルではありません。
つまり、「楽譜を渡した相手」によって、演奏が異なる点があります。
midiは「midi音源」と呼ばれる音源モジュールで再生されます。これはPCにインストールされていますが、midi音源がどんな音源をインストールしているのか、midi音源でも外部midi音源を通しているのであれば、同じmidiファイルを再生した場合でも再生された音が大きく異なります。
midiファイル最大の欠点は「出音が再生される環境に左右される」ということです。場合によっては、意図しない音で相手に伝わってしまうこともあります。

主に3つの、頻出する音楽ファイルを紹介してみました。
しかしながら、スマートフォンで解決する現在、このような拡張子を考える機会が無い、という方も少なくないのかもしれません。


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軍事と音

皆さん、おはようございます。

軍事と音、これらには密接な関係があります。
今回は軍事と音の関係が深いものを紹介したいと思います。

てつはう

元寇の時に使われた武器で、「鉄砲」ではなく、手りゅう弾のような武器で殺傷能力よりは炸裂して大きな音を出し、相手を威嚇する武器と言われている。
大きな音を出して威嚇することで、士気にもダメージを与える効果を持つ。

富士川の戦い

1180年、富士川で行われた源平合戦のひとつだが、平家軍は水鳥の群れが飛び立つ羽音に驚き、敵襲と勘違いして撤退した、戦力が正面からぶつかることのない戦のひとつ。

四面楚歌

中国の故事成語のひとつ。
周りに味方がいない、敵だらけの状況という意味で使われることが多い単語だが、漢軍と対立する楚の故郷の歌が、漢軍の四方から聞こえてきて、周りは敵だらけで孤立し、絶望してしまったことに由来する。

マーチ

行進曲としてひとつの音楽ジャンルを確立しているが、いわゆる軍隊が行進する際の音楽のこと。
スネアドラムの軽快なリズムを中心に、トランペットなどの金管楽器、フルートやクラリネットと言った木管楽器、タムタムや大太鼓といった打楽器で構成される。
日本では「軍艦マーチ」が有名。

このように、音、音楽は昔から軍事に密接に関わってきました。
当たり前ですが、音楽が戦争を煽り、戦争に用いられるような事態は金輪際起こってほしくはありません。
しかし、音というものが、たとえ生死をかけた環境においても、携わる人の心理に密接に関わってくるということを、今回の軍事と音の関係をもってお知らせするのがこの記事の目的です。

音には、音楽には、人の心を揺さぶる力があります。
音を作る者として、人の心に影響を与えるものを扱うことへの責任を今一度認知し、曲作りを進めたいものです。


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掃除しました(2022年1月)

皆さん、おはようございます。

今年が始まってもうすぐ1か月経とうとしています。
年末の大掃除と言えば、「年始に大掃除をすると(箒で掃き出すから)福が逃げる」とは言いますが、おそらくこれは「年始期間ぐらいは掃除をしないでゆっくりしよう」という昔からのメッセージなのかもしれません。
ですが、街中は誰も大掃除をしてくれません。

今年最初の掃除は、少し大きめの袋を持って…

相変わらず、マジョリティはタバコの吸い殻です。まるでタバコの吸い殻はポイ捨てしていいとの社会のルールがあるんじゃないかと伺えるほどです。あからさまに灰皿のように溜めていたものをそのまま側溝にひっくり返したような光景も見られました。
吸い殻以外に厄介なのは、ビニールゴミ。
特に、コーヒーショップなどの飲料の容器は、数こそ少ないものの、容積を圧迫するので、すぐにごみ袋をいっぱいにしてしまいます。
また、この時期、道端に捨てられている不織布マスクも懸念材料です。
早いペースでゴミ袋のキャパシティを消費していきますが、ここでこの数字をご覧ください。

57

この数字は、「今回の掃除において、路上喫煙禁止区域で拾った吸い殻の本数」です。
つまり、行政が路上喫煙禁止区域を定め、違反には過料(行政罰)が課せられるとは書いてあっても、それが守られていないケースが多いものです。路上喫煙禁止と書かれた路上表示の上を、歩行喫煙しながら通過していく光景も、決して珍しくはありません。

喫煙マナーと言えば、直近で衝撃的な事件がありました。
電車内で喫煙していた大人を高校生が注意するも逆上され、電車内で土下座を強要されて殴る蹴るの暴行、更に電車をおろされてホーム上で殴る蹴るの暴行を続け重傷を負わされた事件、これは社会に大きな怒りをもたらしました。
ですが同時に、高校生がとった行動が軽率であったとの被害者の責を指摘する意見も散見されました。
外野が後出しじゃんけんでジャッジすることはいくらでもできます。
もし「手を出さずに然るべき組織に通報して対処してもらう」のが正解であるなら、まずはそのシステムを構築するべきでしょう。電車内には監視カメラや非常通報ボタンこそありますが、即時応答性を求められるこのような事件に対しては、お世辞にも十分なインフラが整備されているとは言えません。
それと同時に、路上喫煙に対して、過料をちらつかせても効果は薄いと思います。なぜなら、過料は行政罰、警察が介入できない以上、行政に携わる人が監視するか、各人の良識に期待するかしかありません。前者については、行政が自治体の住人を監視することに嫌悪感を覚える人も少なくはないでしょう。
そのため、喫煙に対する害を防ぐためには、ルールの周知と喫煙所の整備による分煙の可視化、悪質なケースについては警察と連携するといった、行政のシステムの構築が必要かと思います。

喫煙は周りの迷惑にならない場所で、喫煙に伴うゴミは捨てない

これを守るだけで、マナー違反に対する厳罰を科する必要もありませんし、喫煙そのものに対する嫌悪感は大きく改善されるとは思います。