2022年の御用納め

皆さん、おはようございます。

ねこ

2022年は激動の年になりました。
コロナ禍というパンデミックの真っ最中に勃発した侵略戦争と、元総理の暗殺事件…正直なところ、連日の報道に心が疲れる情勢ばかりでした。

一方、NRTサウンドの活動は、地道ながらも案件を重ねていき、去年よりも大きく躍進することができました。特にコロナ禍の煽りを受ける方も少なくない中で、実績を積むことができたのは大変ありがたい限りです。また、それもあって、制作環境の強化や制作技術の練磨にも努めることができました。制作環境の刷新は、成果物のクオリティ向上につながります。

来年はNRTサウンドにとって重要な1年になりますが、それだけでなく、ココナラを中心とした短期納期小口案件のコンスタントな請負と、オーディオストックを中心とした楽曲素材販売に力を入れていこうと思います。

楽曲制作ができることは言うまでもなく、地域社会に根差した活動を支援する…
「音楽で、あなたの仕事をお手伝い」をモットーに、2023年も躍進を続けます。

なお、12/29~1/4は年末年始期間となりますので、ご了承ください。

それでは、良いお年を!

楽曲制作が5000円でできない理由

皆さん、おはようございます。

工具

楽曲制作に限った話ではないですが、モノを作るというのは、意図して意図しない関わらず、安請負に陥るケースが多いものです。その理由としては、楽曲制作などの制作に関する相場を知らない(往々にして依頼する際に始めて相場に触れることが多い)こともさることながら、値段がかかることを想定できないことにあります。

少なくとも、楽曲制作の相場を確認することなく、クリエイターが求める適切な価格を提示できる人は相当少ないかと思います。理由は簡単で、楽曲制作にどれだけのコストがかかるのかを知らないためです。

楽曲制作は5000円ではできません

以前、楽曲制作にはどれだけのコストがかかるかというのはブログ記事で紹介しています。
見積もりを出して正式に発注を受け、作曲、編曲、制作作業、仕上げ、フィードバック、納品、請求などの事務作業…たとえこれを時給1000円換算しても5000円では到底行うことはできません。
それに、もし5000円で制作できるにしても、事業として成り立たせるためには果たして1か月で何件請け負わなければならないでしょうか…

ただ、低価格が提示されてしまう理由としては、クリエイター側にも責任はあります。
「売れないうちは安くても実績を重ねるために請けるべき」という精神論にも似た考えに囚われ、安売りすることで仕事の獲得につなげようとしたり、趣味の延長でちょっとした小遣い稼ぎをしようといった考えで、適切な相場を掲げることがないケースが挙げられます。このようなケースは、本人には自覚が無くても、制作請負の相場を大きく崩す由々しき動きと言えましょう。
クリエイターという「職業」は、音楽やイラストなど、アーティスト性が強い分野であれども、仕事をして報酬をいただく、れっきとした「商売」であり、「商売人」であります。そして商売人である以上、業界を守り、業界を育てることもまた、クリエイターとしての責務であると考えます。

アーティスト性の高い業界では、どうしても商売ということを考えにくいというのはあるかもしれません。ただ、クリエイターが亡ぶということは、文化が亡ぶこととイコールになります。
そのためには、クリエイターの仕事について理解をしてもらう、理解を深めてもらう努力と、適切な価格の堅持と、それに適う業務の遂行を進めなくてはなりません。
NRTサウンドは、楽曲制作の事業者として、楽曲制作の業務はもちろん、音楽を始める芸術文化を支えるクリエイターの土壌を護ることに努めてまいります。


楽曲制作承ります!

NRTサウンドは1曲より楽曲制作を請け負います。
見積・問合せフォームよりお問い合わせください。

サービスイン!

皆さん、おはようございます。

9月ごろから予定していました新サービス、ようやく起動しました。
それがこちらです。

ココナラでの楽曲制作請負がサービスインしました。
ココナラと言えばCMを打っているほどの制作請負のポータルサイトとして有名です。もちろん、楽曲制作の請負を始め、楽曲関連の請負も扱っています。
楽曲制作はNRTサウンドのサイトでも受け付けていますが、ココナラの方が運営が介入している分、安心して依頼しやすいという利点があります。
ただ、目的はそこではありません。

ココナラに出張所を設けた理由

ココナラでの案件請負は、NRTサウンドが請け負うものの、NRTサウンドの請負窓口ではありません。
これが意味するのは何か…
大きな流れに面している請負窓口を設けることもそうですが、ココナラの利用者層に応じた案件を請け負うことを目的としています。

ココナラに対しては、正直なところ、世間一般の相場を逸した額面での請負を売りに出す同業他社がいるイメージがあります。そこに対して、普段のNRTサウンドの相場を提示すればどうなるでしょうか…
単純に想定されるのは「同じ業務内容に対して値段で比較されて案件を逃す」です。つまり、通常の業務請負窓口をココナラに設けたところで、案件を獲得するのは難しいでしょう。とはいえ、安請負で実績を増やすわけにもいきません。それで得られるのは、「相場を逸した安い値段で請け負った実績」であり、それが正当な相場での請負につながることはありません。

そこで、ココナラでは、比較的低価格でも問題がないライトな案件を中心に請け負っていく方針を打ち立てました。
NRTサウンドのサイト上で請け負う案件は値は張るけどバックアップ体制を手厚くしたプロジェクト、ココナラでは低価格短期納期を打ち出した、制作時間が短くリテイクなしの単発系での案件獲得を目指すこととなります。
これなら、激安案件という印象がなく、低価格短期納期を問題なく打ち出せて、実績数を積むことができると考えました。「激安案件」というのは、何も額面が安いという意味ではなく、「作業内容の割に額面が低い」という意味です。

ただ、この額面で楽曲を作りますというのは、あくまでもこの条件ありきということをしっかりと伝えないと、同業者を含めて全体のダンピングを助長しかねない…それだけは注意しなくてはなりません。
この作業にはこれだけの労力がかかることをクリエイターが訴求しなければ、自らの属する業界を守ることができない…これはクリエイターが直接的なモノ作りだけでなく、クリエイターという商売人として持つべき心構えであると、改めて思うところです。

なお、ココナラではサービスとして楽曲制作案件を販売しますが、現状毎年恒例のお盆と正月のアレに関する繁忙期のため、サービス販売開始は来年1月となります。ご了承ください。
(ココナラのクリエイターページから依頼することは可能です)

★ココナラのクリエイターページはこちらから★


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楽曲制作の値段の内訳って?

皆さん、おはようございます。

今回は、掲題の通り、楽曲制作の額面の内訳について迫ります。

楽曲制作料金の内訳とは

大きく分けて以下の通りです。

・作業時間に対する対価
・事務作業に対する対価
・機材管理に対する対価
・外部制作に対する対価

この中で、案外気にされにくいのは「事務作業」と「機材管理」かと思います。
例えば、作曲をして、編曲をして、作業機で形にして、仕上げて…楽曲制作の作業自体はこれで終わりですが、成果物を納品しなければなりません。その納品作業~請求書の発行に当たるのが事務作業ですし、楽曲制作以前に楽曲制作の依頼を受領するといった前段階も事務作業に当たります。案外、書面を用意する作業、制作のコンセプトをヒアリングする作業、メールでコンタクトを行うことには時間がかかるものです。
もちろん、作業時間に対する対価に事務作業の料金を含んで考えるケースもあると思いますが、そうなると「作品制作の時間がかかる場合に、作品制作の時間に依存しにくい事務作業の額面が増える」といった事態が起こることになります。

そして、意外と忘れられやすいのが「機材管理」です。
ボーカルを録音すれば、ハードディスクに録音データを保存する、プロジェクトファイルをバックアップすることもさることながら、現在使用している機材の修理および将来的な買い替えを見越した新機材への積み立てなどにも用いられます。
もちろん、機材管理の分を作業時間に対する対価に含めて考えるケースもありますが、事務作業と以下同文です。

ここまで書いていると、おそらく「まるで企業のようなことやってますね」と思う方もいらっしゃるでしょうけど…そもそも「個人事業者」なので当たり前ですね。個人商店レベルでも単に売り物を安く仕入れてその値段より高く売った差額の粗利益だけで事業を営んでいるところはありません。
楽曲制作の値段を決める際にこのようなことを意識している…あえてそれを記事にするのは、何かと「どうして楽曲制作にこんな高い値段がつくの」と言われる、楽曲制作の値段について理解を求めると同時に、一部同業者による採算度返しのダンピング(相場の暴落)を防ぐ狙いがあります。


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11月のNRTサウンド

皆さん、おはようございます。

分岐点

本来は10月からのサービスインを目指していたのですが、様々な状況が重なり、次の一手を打つタイミングが今月末になる見通しです。
これについては先月の記事にもありましたが、コロナ禍などで不利な状況が続いている楽曲制作業務に一手を講じるべく導入するものです。そこについてもサービスインまでのお楽しみ、とさせてください。

〇月のNRTサウンド

ふとこの題材を記事にしたのですが、これは定期的な作業報告みたいな感じでよさげですね。
月末は奉仕作業(ボランティア清掃)の記事を書き、月初は作業報告の記事を書く…これは定期的な更新をする上ではモチベーションを保てるので有効ですね。

このブログの定期更新が始まって1年が過ぎましたが、定期更新を始める前は更新していたのがある日を境に更新が途絶し2年ほど放置という状況がありました。そこには「できるだけ頻繁に更新することで活動している状況を訴求する」というアドバイスに従ってできるだけ頻繁に更新していたのですが、「できるだけ頻繁に更新しなければならない」という強迫にも似た観念に囚われ、ある時更新ができない状況が長く続いた時、その観念は逆転して、更新停止という状況に転じてしまいました。

そのため、更新を再開するにあたり、週1回(特定時期は休みを設ける)のペースで、ボリュームも多くて1000文字程度という制約を設けました。
それもあり、今のところ特段忙しい状況でない限り、週1での更新は保たれています。

ひとまず、今月末の「次の一手」がサービスインするように、進めてまいります。


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10月からのNRTサウンド…のはず。

皆さん、おはようございます。

分岐点

以前、9月の記事で「10月から新しいことをやるために準備中…」と書きましたが、その後の進捗はいかがでしょうか。
結論から言うと、現状進んでおりません。

簡単に説明すると…
楽曲制作の需要は、商業から個人レベルまで、幅広いレンジを持っています。
しかしながら、商業レベルの請負では、制作料金が高く、個人レベルをカバーできないという欠点があります。とはいえ、個人レベルのために制作料金を下げると、低価格を売りにする事業者と同じになってしまい、「個人レベルに対してはこの料金で制作できるのだから、同じ作業を商業でも同じ価格でできるだろう」と、業界全体のダンピングの助長につながってしまいます…
そこで、個人レベル向けの安価なプランを用意することとしました。
もちろん、個人だから商業レベルとは作品のクオリティに差をつけるというわけにはいきません。個人レベルだから同じ作業でも安くするとなれば、それは商業レベルに対する背信になってしまいます。もちろん、採算度返しの作業を行うという選択肢はありません。
そうなると、どうやって安価な作業を不利な負担なく進められるでしょうか…

ここについては、実際にサービスインしてからの答え合わせとさせてください。

コロナ禍の時代は、良くも悪くも働き方に進化をもたらしました。
NRTサウンドも例外ではなく、小口案件を主体とした立ち回り方に改めることとなりました。
それでもまだ不十分なところがあり、10月から新しい展開を、と思っていましたが…9月から忙しくなったため、その予定を後ろ倒しにしています。
現状、サービスインは11月下旬を予定しています。


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