プレミアム楽曲集に関するFAQ
プレミアム楽曲集に関する、簡単な質問集です。
5000円って高い…?
普通の音楽CDと比べれば割高です。
しかし、JASRAC許諾の楽曲使用には、音楽CD自体の値段に加え、年6000円~の許諾料がかかります。インターネット上で1曲500円程度で楽曲を購入する場合と比較しても、楽曲集の曲単価はそれを下回ります。
無料素材および手持ちの商用フリーの楽曲を集めて音楽CDを自作する場合のコストは、他の記事で紹介のとおりです。
楽曲集導入による販売効果は?
店や現場に適した曲を流すと、店の魅力を高め、顧客満足が上がり、購買意欲を刺激するという論文は発表されていますが、音楽や楽曲集を導入することで、業績の向上や顧客満足度の向上、健康面の改善をお約束するものではありません。
仮に「楽曲集の導入で業績うなぎのぼり!」「楽曲集で健康になりました!」と打てば、それは詐欺商法とイコールです。楽曲集の部分を壺や絵画、水などに置き換えれば納得されると思います。
楽曲集の導入は、「和室に掛け軸を置こう」「レストランの店内に絵画を飾ろう」という装飾品レベルに過ぎません。しかし、導入の際に「店内に名画を置けば売上が上がる」と思う方は、まずいないでしょう。
むしろ「店内には、こういう絵画があったらいいな」という思いから、導入される方ばかりだと思います。その方が、店に対して愛着が湧きませんか?
同じような気持ちで、楽曲集を導入してみてください。
督促が来ませんか?
JASRACなどに登録していないので督促の来ようがありません。
万が一、著作権団体を名乗り使用料の督促をされた場合、詐欺事例ですので、直接著作権団体に問い合わせるか、最寄りの警察署にご相談ください。
複数の事業所で使用する場合
楽曲集の複製については、著作権法で定める複製権【個人使用の範疇を超えない範囲】に基づきます。1つの店舗、事業所内で使うための複製は許諾の範囲内となりますが、複数の事業所で使用される場合の複製は許諾の範囲を超えます。必要数お求めください。
なお、放送設備を使って商店街やショッピングモールで流すことは複製に当たらないため、問題ありません。(同じ商店街において複数の店舗で使うため複製する場合は複製権の範疇を超えます)
楽曲集の使用に関する禁止事項
個人使用の範囲を超える複製・オークションを含む多額の金銭を伴う譲渡・
楽曲集の内容の無断アップロード・公序良俗に反した使用が相当します。
個人使用の範囲における複製も、楽曲集の本体を譲渡した場合は無効となります。
楽曲集導入における注意点
適材適所です。
プレミアム楽曲集に限った話ではないですが…例えば、RestやLuxury Stringsのように、落ち着いた曲調で音量差が大きい楽曲の場合、大衆食堂や居酒屋、工場内のように騒がしい場所では全く聴こえません。
反対に、マッサージや就寝前のように落ち着きたい場面でUptempoのようにノリの良い曲を使えば、落ち着きたいという気持ちが台無しになってしまいます。
もちろん、再生する時間や音量を誤れば、どんなにいい音楽であっても騒音にしかなりません。特に夜遅く、朝早くに使用する場合は、近隣の迷惑とならないよう、何卒ご留意ください。